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動物性タンパク質のために肉類は何を選択するか?

この記事の目次

総合栄養食のドッグフードには、基本的に必ずなんらかの肉類が原材料に使われています。
肉類から動物性タンパク質を摂取するためですね。

ベジタリアンタイプの、
動物性タンパク質が食べられない犬のためのドッグフードもありますが、
こちらはかなり例外的であると考えるべきです。

いわゆるドッグフードの肝(きも)とも言える肉類なわけですが、
その種類については何を基準にして選んでいますか?

チキンとビーフ

ドッグフードに使われる肉類の王道といえば、やはりチキンとビーフではないでしょうか。
ドライフードにしろ、缶詰やレトルトなどのウェットフードにしろ、
チキンとビーフは多くのラインナップに組み込まれています。

また、よほど食が細かったり食べ好みをする犬でない限り、
チキンやビーフがベースとなったドッグフードは、
多くの犬がすんなりと食べてくれますので、
アレルギーさえなければ最も無難な肉類ということになるでしょうか。

ただし、最もありふれた肉類だからこそ、その質にはこだわりたいところ。

どんな鶏肉が使われているのか、どんな牛肉が原材料に組み込まれているのか。
この部分はしっかりとチェックしたうえでドッグフードを選ばないと、
とんだ粗悪品をつかまされてしまう可能性もあるのです。

ラム

王道のチキンとビーフには、食物アレルギーがある子も少なくないようです。
そんな犬の場合は、アレルギーの原因になりにくい動物性タンパク質を選ぶ必要があります。
そこで試されるのがラムではないでしょうか。

ラムは言わずと知れた羊肉です。
羊の肉って独特のニオイがありますよね。
人間においては好き嫌いのわかれる羊肉ですが、
おもしろいことに犬の場合も好き嫌いがわかれるタイプの肉類です。

チキンやビーフなどがベースとなったドッグフードを食べなれている犬の場合、
人間と同じようにラム肉のニオイが気になるのかもしれません。

そのため、もしも子犬の頃から
ずっとチキンやビーフのドッグフードだけを食べさせ続けてきた犬に
ラム肉のドッグフードを与える場合は、少量を混ぜることから始めたほうがよさそうです。

なんでも好き嫌いなく食べる犬の場合は、もちろんそんな必要はありませんが。

フィッシュ

ラムと同様にアレルギーの原因になりにくいとされているのが、フィッシュです。

一口にフィッシュといっても種類はいろいろで、
多いところではサーモン、白身魚あたりが使われているでしょうか。

どちらかというと一種類の魚肉というより、数種類の魚肉が混ざっていることが多く、
ニシン、カレイ、アナゴあたりが含まれているドッグフードもあります。

おもしろいところではナマズがメインの肉類になっているドッグフードもありますので、
フィッシュベースのドッグフードを選ぶ際には、
何の種類の魚なのかを確認しておいたほうがよいでしょう。

フィッシュベースのドッグフードに関しても食べ好みをする犬がいますが、
ラム肉ほど強いニオイがしないためか、比較的すんなり食べてくれることが多いようです。

その他の肉類

肉類の原材料は上記にあげた種類だけではありません。
カンガルー、鴨、ダック、バイソン、ウサギ、馬……などなど、かなり種類は豊富です。

こういった少々変り種の肉類が使われたドッグフードなら、
ラムやフィッシュにアレルギーがある犬にも食べられるものが見つかるかもしれません。

しかし、総じて価格は高め、といったところでしょうか。
まあ、珍しい食材を使用しているのですから、それも仕方がないことなのかもしれませんね。

肉類にアレルギーのある犬の飼い主さんは選ぶのが大変だと思いますが、
今時は様々な種類のドッグフードが手に入る時代です。

原材料の種類と質を比較検討して、
愛犬のために「これだ!」というドッグフードを選んであげてください。