ミニチュアダックスフンドには三種類の毛質がある

数年前のブームになった時に比べれば落ち着いたとはいえ、
ミニチュアダックスフンドは相変わらず根強い人気があります。

ブームの時というのは滅茶苦茶な繁殖がされますから、
多少落ち着いた今の方が良い子犬を探せるのかもしれません。

日本人にとってミニチュアダックスフンドの中で
一番メジャーな毛質はロングヘアードではないでしょうか。
いわゆる、コートの長いダックスです。

また、スムースタイプと呼ばれる毛の短いダックスも、
ロングほどではないにせよ見かけることはあるでしょう。

しかし、ワイヤーヘアードタイプについては
存在を知らない人の方が多いのではないでしょうか。

ミニチュアダックスは毛質で見た目も性格もかなり違う

スムースタイプのダックスフンド

初期のダックスフンドはスムースでしたが、
その後いろいろな犬種と掛け合わせることで
毛質の違う三種類の犬を作り出しました。

つまり、同じようにミニチュアダックスフンドと呼ばれていても、
その祖先にはそれぞれ違う犬種が配合されている
わけです。

これはダックスに限った話しではなく、
現在純血種として公認されている犬種はどれも
人間の手によって様々な犬種を組み合わせた結果作出されたものなのです。

そのため、どの犬種を用いたかによって
性格に違いがでてもなんら不思議なことではありません。

ワイヤーヘアードのダックスフンド

ワイヤーヘアードを見れば一目瞭然なのですが、
作出に使われた犬種はミニチュアシュナウザーです。

そのためワイヤーヘアードのダックスには
シュナウザーのような粗毛が生えていて、
その顔立ちもどこかシュナウザーを思い出させます。

性格も頑固でありながら遊び好きという、
まさにシュナウザーの胴体が長くなったようで、
なるほどと認識することになるでしょう。

ちなみに、ロングコートにはパピヨンが用いられていますので、
猟犬とはいえ性格は愛玩犬に近いものがあります。

そしてスムースにはミニチュアピンシャーが使われているため、
好奇心が強く活動的で魅力的な性質を受け継いでいますが、
しつけには少々手を焼くことになるかもしれません。

それぞれの特徴に応じた飼育が大切

ダックスフンドの子犬

ダックスフンドは猟犬として使われていただけに、
どのタイプを選んだとしても適度な運動が欠かせないことに変わりはありません。

しかしコートの種類が違う以上、
お手入れについてはそれぞれに合わせることが大切です。

ロングコートはやはりその美しい被毛が特徴ですから、
これをきれいに維持できるようにブラッシングやコーミングをまめにした方がよいでしょう。

コートが長いのに足が短いため、
トイレなどではきれいに伸ばした毛に汚れがつきやすくなります。

特に、糞をした後にシッポを振ると
ホウキで掃いたように糞を飛ばしてしまうことがありますから、
速やかに取り除くことをおすすめします。


スムースコートは抜け毛が少なく
お手入れ不要のイメージがありますが、
そんなことはありません。

毛が短いということは、
生えてから抜けるまでのサイクルが短いということです。

つまり、思っている以上に短い毛が抜けますので、
普段からマメに手入れをした方がよいでしょう。


とはいえロングコートのようなコーミングは必要ありませんので、
獣毛ブラシなど毛足の柔らかいブラシで
マッサージを兼ねてグルーミングすることをおすすめします。


ワイヤーコートもこまめにブラッシングをした方が清潔に保つことができます。
トリミングに関してはロングコートと大差はありませんが、
豊かな粗毛を保つためにはシュナウザー同様に
ストリッピング(手で毛を抜く)した方がよいでしょう。


また、バリカンで何度も毛を刈ると色が薄くなりやすくなるため、
ハサミでのカットと組み合わせた方が毛色の美しさを保ちやすくなります。