コーギーは可愛く見えても立派な牧羊犬

コーギーといえばウェルシュコーギー・ペンブローク
ウェルシュコーギー・カーディガンがいますが、
日本で見かけるコーギーといえばそのほとんどがペンブロークです。

同じように足の短い牧羊犬でありながらここまで人気に差がついたのは、
ひとえにペンブロークの容姿が可愛いからでしょう。

カーディガンは体格も大きめですし、
キツネのようなキツイ目つきと尖った耳が野性味を感じさせます。

可愛いもの好きな日本人にとっては、
ペンブロークの方が受けるのも不思議ではありません。

活発な心と体を満たす必要がある

コーギーは足が短くてコロコロとした可愛らしい姿をしていますが、
本来は牛を追うような牧羊犬であり、その能力はいまだに健在です。

そのため、足が短いとは思えないほどのジャンプ力がありますし、
いつまでも走り回れるほどの体力も兼ね備えています。


ですから、さほど運動もせず散歩もせずで室内に閉じ込めた飼い方をすると、
コーギーはストレスのあまり問題行動をとるようになるでしょう。

部屋を荒らしたり、吠え続けて騒音の元になったりすることで
飼い主を困らせたとしたら、それはコーギーという犬種の特性を
まったく理解していない飼い主の責任です。

コーギーを飼いたいと思ったら、
自分が毎日きちんと長めの散歩に連れ出してやれるのか、
適度に運動をさせられるのか、

そして知的欲求を満たすような生活をしてやれるのかを
よくよく考えてからにした方がよいでしょう。

コーギーには本来長いシッポがある

コーギーが短いシッポを降ると
お尻を振っているようで可愛い!と喜ぶ人がいますが、
あれはシッポを切り取られた結果です。

もともとは牛に踏まれてケガをしないように、という目的から断尾したようですが、
現代の家庭犬のシッポが牛に踏まれるはずもありません。

それでも慣習として断尾がされ続けているのは、
ひとえに可愛いと一般受けしやすいからに他なりません。

だったら私は断尾しないコーギーを飼います!と勇ましく宣言する人もいますが、
断尾そのものは生後3日から5日には実施してしまうものです。

そのため、シッポを切らないコーギーを飼うとしたら
断尾に反対しているブリーダーを探すか(日本においては極小数)、
生まれる前の時点で絶対に購入するからという約束のもと、
断尾をしないでおいてもらうしか方法はありません。

しかし、もし子犬の断尾をさせなかったにもかかわらず、
何らかの事情でその子犬を飼えなくなったとしたら、
新たにシッポがついているコーギーでもいいという飼い主を
探さなければいけなくなるでしょう。

そういったリスクを考えると、
より販売がしやすい目的で断尾を実施するブリーダーを
動物虐待だと責めることに意味はあるのでしょうか?

需要があるから供給されるわけです。

飼う側の意識が変わらない限り、
これからもコーギーのシッポは切られ続けることになるでしょう。