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いろいろな食材を組み合わせる方が栄養バランスは整いやすい

この記事の目次

手作りで犬のご飯を作るなら、
メインとなるのはタンパク質が多く含まれた食材
です。

高タンパク低カロリーという観点から考えると、
牛なら赤味の部分、鶏ならササミがいいかな?と考えてしまいがちですが、
同じものばかりを選択することはおすすめできません。

なぜなら、同じ食材ばかり選んでいては
栄養のバランスに偏りがでるおそれがある
からです。

栄養の過不足をどう処理するか?

赤身のお肉を選んでいればとりあえず間違いない!
と思うのはあながち間違ってはいませんが、正解と呼ぶには少々問題があります。

一つにはリンの含有量が多いため、相応のカルシウムを加えないと
リンとカルシウムのバランスが崩れてしまう
ことです。

では不足するカルシウム分としてヨーグルトを加えたとします。
すると今度は脂肪が多くなり、カロリーオーバーになることが考えられるでしょう。

ではヨーグルトではなく煮干にしたとします。
この場合、無塩タイプを選ばないと塩分過多になる恐れがでてきますよね。
となると、純粋にカルシウムだけを追加できるものが必要になります。

例えば卵殻パウダーであったり、カルシウムのサプリメントであったり……。

いろいろな食材を使う

そんな面倒なことを考えるぐらいなら、
タンパク質の食材を一つに決めなければいいのです。

無理に高タンパク低カロリーと考えるより、
いろいろな食材を取り入れる方が難しい計算をしなくても、
ある程度栄養のバランスが整ってきます。


例えば、昨日は赤身の牛肉だったから、今日は白身魚で、
明日は鶏の胸肉とゆで卵……というような具合です。

1日分の栄養バランスとしては
日々多少の違いはでてくると思いますが、
トータルして考えた場合には、
その方が過不足なく栄養が摂取できる確率が高くなるのです。

かなり緩い考え方のように思われがちですが、
五大栄養素の割合をある程度守ってさえいれば、
あまりにもひどい栄養バランスにはなりません。


逆に、数字にこだわり過ぎてギチギチに栄養バランスを整えようとすると、
それが負担となって結局は手作り食を続けられなくなるのです。

健康診断の結果を参考にする

手作り食の栄養バランスを外さないための重要なファクターとして、
健康診断の結果を参考にするとよいでしょう。

血液検査の結果、もし数値的に引っかかったところがあったとしたら、
それをふまえたメニュー作りが始まります。

特に何も問題がでなかったとしたら、
現在作っている献立の栄養バランスで外れていない、と判断してもよいのです。

そのように手探りで食材を組み合わせていくうちに、
だんだんと感覚的にどれとどれを組み合わせ、
何を足して何を引くのか
がつかめてくるものです。

こうなると手作り食を作ることは苦でなくなりますから、
最初はとにかく試行錯誤で様々な食材にトライしてみましょう。