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バセット・ハウンドは最高にマイペースな犬

この記事の目次

長い胴体と短い足、そして肩よりも長く垂れ下がる耳という、
実に独特の風貌をしたバセット・ハンドは、その性格や特徴もかなり個性的な犬です。

この一風変わった犬は、犬とアグレッシブに生活したいという人にはあまり向きませんが、
その個性ゆえか、はまる人はガッチリとはまってしまうという不思議な犬なのです。

犬種で一番の温厚派?

数ある犬種の中でも一番温厚といわれるバセット・ハウンドですが、
実際のところはどうなのでしょうか。

確かに、すぐに攻撃的になったり切れたりするわけではありませんが、
温厚というよりは興味のないものにはいっさい食指が動かない、
というタイプ
のようにも思われます。

そのため、遊びに誘っても気が乗らない場合は
ゴロリと転がったまま動かないことも多い
ですし、
散歩の途中でもやる気を失うと、動かなくなることまであります。

せっかちな飼い主はイライラしてしまうかもしれませんが、
このバセット・ハウンドならではの特徴を愛することができる飼い主にとっては、
これほどマイペースでおもしろい犬はいないのかもしれません。

子どもや他のペットとケンカをすることはないが…

そんな性格のバセット・ハウンドですから、
小さな子どもや他のペットともそれなりにソツなく接することはできるでしょう。

ただし、歓迎しているかというと、そういうことではなさそうです。

しつこくされるのは好まないので、
じっとしているのは単にやり過ごそうとしているだけなのでしょう。

しかし、それをいいことに子どもが動かないバセット・ハウンドに対して
調子に乗りすぎることで、関節などに負担をかけてしまうことがあります。

飼い主は、むしろ子どもの攻撃からバセットを守るべきなのかもしれません。

抱き枕のように子どもが体重をかけ過ぎることは、
バセットにとってはとても危険なことなのです。

嗅覚に優れている性質を忘れてはいけない

一見怠惰にも見えるバセット・ハウンドですが、
その優れた嗅覚から一度何かのニオイを追い始めると、
飼い主の制止を聞かずに突き進んでしまうことがあります。


そのため、トレーニングが入りやすい犬種ではありませんが、
呼び戻しなどのコマンドだけは徹底して覚えさせておくべきです。

バセット・ハウンドは走るスピードはたいしたことはありませんが、
牽引力はとても強いものがありますので、油断していると
飼い主は引きずられてしまうことになるでしょう。

体型ゆえに汚れやすい部分のケアは念入りに

長い胴体に対してかなり足は短いですから、
当然お腹のあたりは汚れがつきやすくなります。

特に、ケージなどに入れっぱなしにしている糞などがついてしまいますから、
いつも清潔に保つことができるよう、
ケージの大きさなどにも充分に注意をはらった方がよいでしょう。

また、耳の中のケアを念入りにしておかないと、外耳炎などを引き起こしやすくなります。

それから、体型的に足や腰の関節にかかる負担が大きいと、
ヘルニアや関節の変形などを起こしやすくなります。

過度の運動を避けるとともに、体重過多にならないように
食事の管理はきっちりとした方がよいでしょう。