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ペキニーズはネコのような性格をした犬

この記事の目次

ペキニーズはその容貌やサイズなどの面から、
狆(ちん)のように抱き犬だと勘違いされてしまうことがあります。

しかし、実際のペキニーズは年がら年中抱っこされるような生活を好みません。

甘えたい時には甘えるけれど、放っておいてほしい時には、
例え飼い主であろうともちょっかいを出さないでほしいと考える、
それがペキニーズです。

ですから、四六時中犬とベタベタしていたい人には向きませんが、
ネコっぽい性格の犬がいいと思える人にとっては、
まさにうってつけの犬
ではないでしょうか。

毛に埋もれるほど毛量が豊かな犬

性格だけではなくその容姿に至るまで、
ペキニーズほど好き嫌いの分かれる犬はいないかもしれません。

鼻ペチャの顔もかなり個性的ではありますが、
ペキニーズはその毛の生え方までがとてもユニークなのです。

ふさふさとしたアンダーコートの上に、
硬めの真っ直ぐなオーバーコートが生える
ため、
長く伸ばすとそれは見事な毛量となり、まるで獅子を連想させるほどの迫力がでます。

さらには耳や胸、シッポなどありとあらゆるところに飾り毛が生えるので、
すべてをきれいに伸ばした場合、あまりの豊か過ぎる毛量に
毛玉が歩いているように見えるほどです。

性質もなかなかの通好み

そんな毛に埋もれそうなペキニーズですが、
歩き方には特徴があって、ローリング歩行という横に揺れる独特の歩き方をします。

優雅な歩き方をする犬と表現されることもありますが、
実際にはかなり活発なところがあり、
体を横に揺らしながら突進してくる姿には奇妙な迫力さえ感じます。

そして、決して喧嘩っ早い性格をしているわけではありませんが、
売られた喧嘩は買うことになるでしょう。

しかし、興味のないことに対しては
まるで関心を示さないところもありますから、
姿だけではなくその性格も実にユニークな犬なのです。

しかし、こういった性格は決して悪いものではなく、
上手に導いてやることができるなら、
お留守番が上手な犬に育てることも難しくありません。

オスよりメスの方が大きい

ペキニーズの特徴の一つとして、
オスよりもメスの方が体格が大きい個体が多い、という点があげられるでしょう。

たいがいの犬種はオスの方が大きいため、これはとても珍しいことなのです。

また、総じてオスには甘えん坊が多く、
メスには鋭く空気を読むようなタイプが多い
など、
ペキニーズはおもしろさと不思議が詰まっています。

オスメスどちらが良い悪いというものではなく、
飼育環境に応じて性別を選んでみるのもおもしろいかもしれません。

家庭犬としてできるだけ甘えてほしいのであれば
オスのペキニーズの方がよいでしょうし、

よりペキニーズ本来の性格を楽しむのであれば、
メスの方が特徴がくっきりとでやすい可能性があるようです。