犬のイビキは可愛いけれど病気のサインかもしれない

犬のイビキって、可愛いですよね。
人間のイビキはわずらわしく感じるのに、犬の場合はなぜか許せてしまいます。

しかし、だからといって甘く考えるのは禁物。
もしかしたら、犬の体に起きている異変のサインかもしれません。

イビキをかきやすい犬種だからと油断しない

犬を飼っている人にはよく知られていることですが、
ブルドッグ、シーズー、チワワなど短頭犬種の多くは寝ているときにイビキをかきます。

いわゆる、鼻から喉にかけた空気の通り道――
上気道が狭いために起こるイビキですね。

もちろん個体差があり、可愛らしくクークー程度のイビキをかく犬から、
それこそズォーズォーと強烈な音をたてる子もいます。

また、イビキとともに鼻水が噴出することもありますので、
初めて短頭犬種を飼った人がびっくりすることの一つではないでしょうか。

しかし、「短頭犬種とはそういうもの」と一括りにしてしまうのは危険。

ときには鼻の穴が通常より狭くなっている鼻腔狭窄が起きていたり、
上あごの延長線上にある軟口蓋が炎症を起こしている可能性も考えられます。

短頭犬種ではない犬のイビキ

短頭犬種ではなくても、イビキをかくことはもちろんあります。
短頭犬種のイビキに比べるとかなりおとなしめの音ではありますが、
中には大きな音のイビキをかく子も。

以前はかかなかったのに最近かくようになったという場合は、
一度鼻の中や口の中を獣医さんで診てもらった方がよいかもしれません。


もしかしたら鼻の中に腫瘍ができていたり、
口蓋になにがしかのトラブルがある可能性も考えられるからです。

もしも愛犬の口が臭いと感じているなら、歯周病にかかっていて、
その影響で上気道や口蓋にまで炎症が起きているのかもしれません。


歯周病を原因とする口内の炎症は、上あごから菌が侵入して失明してしまったり、
血流にのって全身にまわると心不全、肝不全、腎不全などの原因になることもあります。

また、マズルの長い犬種は鼻の中に腫瘍ができることがあり、
そのまま放置していると悪性だった場合は高い確率で死に至ります。

イビキが気になったらまず検査

イビキをかきながら気持ちよさそうに眠る姿は確かに可愛いもの。

しかし、もしかしたら病気のサインかもしれないという知識は、
飼い主として頭の片隅に留めておくに越したことはありません。


頻繁にイビキをかくようになったらきちんと検査をしてもらい、
なんでもなければ安心してイビキをかく姿を愛でればいいのです。

イビキが可愛いからと動画サイトに投稿して喜んでいたら、
実は病気が原因でこのときに処置していれば助かったのに…、
なんてことになったらそれこそ最悪なのですから。