静電気のパチパチから犬を守りたい!

愛犬を抱き上げようとした瞬間にパチッ!
愛犬の被毛をブラッシングしている最中にパチッ!
愛犬を着替えさせようとしてもパチッ!
静電気って本当に厄介ですよね。
せっかく愛犬と楽しく触れ合おうとしているのに、犬も人間も「イタッ!!」となるのは本当にいただけません。

人間の側にしてみれば、静電気って嫌だな、で済ませることもできます。
しかし、犬の側にしてみたらどうでしょうか。
飼い主に近寄ったらなんだかわからないけど痛かった、と感じているかもしれないのです。
とんだ濡れ衣もいいところですよね。

それだけならまだしも(それだけでも本当はイヤですが)、実は静電気は犬の体を害することもある厄介な事象
防げるだけ防いだほうがいいのです。

静電気はなぜ起きるのか?

そもそも、あのイヤな静電気のパチッ!はなぜ起きるのかといえば、それは、地球上のあらゆる物質が帯電しているからです。
もちろん、人間も犬も含めて、なにもかもが電気を帯びているんですね。
その帯電しているもの同士が触れ合うことで摩擦が生じ、バランスが崩れた結果パチッ!となってしまうのです。

そして冬場にやたらと多いのは、ひとえに空気が乾燥しているから。
湿度が高い時期は空気中の水分を伝って電気が流れやすいため、気づかないあいだにちょこちょこと放電しているんです。
そのおかげで冬場のように帯電した電気が急激にパチっとならずに済んでいるわけですね。

静電気が犬に与える悪影響

そんな静電気ですが、パチッすると痛いし突然のことなので犬がびっくりする……という部分だけをとりあげて悪影響だと言っているわけではありません。
もちろん、そのことだって決して良いことではありませんが、それ以上に避けたい悪影響が静電気にはあるのです。

アレルギーの原因物質を引き寄せる

静電気がホコリを吸い寄せるのは、私たち人間の生活においてはおなじみの光景。
これと同じことが犬にも起こっています。
ホコリにはアレルギーの原因となるダニや花粉がいっぱい!
それらが全身を被毛で覆われた犬に向かって吸い寄せられていくことで、アレルギーや皮膚炎などを起こしやすくなるのです。

呼吸器のトラブルを起こしやすくなる

静電気を帯びた犬の体に吸い寄せられたホコリやチリ、ゴミはアレルギーの原因になるだけではありません。
それらを吸い込んでしまうことで、呼吸器のトラブルにもつながりやすいのです。
人間ならホコリっぽいと思えばうがいをしたり鼻の中を洗ったりすることもできますが、犬の場合はそうもいきません。
犬も冬場に咳をしたり気管支の炎症が多くなるのは、もとをただせば静電気によるホコリが原因というケースは少なくないのです。

静電気が起きやすい犬の血液はドロドロ!?

健康であれば皮膚の表面は酸性で、体の中はアルカリ性。
この状態であれば血液はサラサラと順調に流れているのでマイナスイオンを作り出します。

ところがなんらかの理由で体内が酸性に傾いてしまうと血液の流れが悪くなり、マイナスイオンがあまり作られなくなることに。
その結果プラスの電気が増えてしまい、静電気がたまりやすい体になってしまうのです。

つまり、「この子やたらと静電気が起きるなぁ」と感じる犬は、血液がドロドロになっている可能性があるんですね。
もしも心当たりがある飼い主さんは、愛犬を動物病院で検査してもらうとともに、食生活や住環境の見直しをするべきです。

静電気を出来る限り防ぐには

愛犬の体を守るためにも、出来る限りの静電気対策はしてあげたいものです。
完璧に防ぐことはできなくても、少しでもおさえる工夫をするとしないとでは大違い。
できることからどんどん始めてみましょう。

  • 乾燥している時期は加湿器を使って部屋の湿度を50~60%ぐらいに保つ。
  • 愛犬の洋服は静電気が起こりやすい合成繊維は避け、綿やウールなどの天然繊維を選ぶ。
  • ポリエステル製のカーペットやカーテン、ソファーカバーなどを天然繊維に変更する。
  • 犬の寝床にはできるだけポリエステルなどの合成繊維を使わない。
  • シャンプーをした後にはリンスをして被毛の摩擦を少しでも防ぐ。
  • ブラッシングの際にはブラッシングスプレーを使って摩擦を防ぐ。
  • 首輪やリードは静電気防止タイプを選ぶ。

すべてとまではいかなくても、1つでも2つでも実践することで、静電気はかなり減らせるはずです。

静電気対策にはハンドクリームが大活躍

愛犬を抱き上げるまえに私たち飼い主がハンドクリームを手に塗るだけでも、静電気はかなり防ぐことができます。
これを応用し、犬の洋服を着替えさせるときなどは、ハンドクリームをたっぷりと塗った手で先に犬の被毛をなでつけてみてください
これにより静電気のパチパチがかなりおさえられますので、ぜひお試しを。