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愛犬をマッサージして健康促進!

この記事の目次

犬は飼い主にかまわれることをとても喜ぶ生き物です。
なでたり抱っこしたりオモチャで遊んでやったり……。

そこで、犬と飼い主が触れ合う時間を利用して、愛犬にマッサージをしてあげましょう。

人間だって疲れているときにマッサージをしてもらうと、体のコリがほぐれますよね。
同様に、マッサージによって犬も体のコリをほぐしてやることができるのです。

人間と違う点は、プロのマッサージ師にされるより、
素人であっても飼い主の手の方が犬にとっては喜びが大きいところ。


つまり、飼い主が愛犬のマッサージをすることは、
単に体のコリをほぐすだけにとどまらず、

精神的な安定と喜びまでもたらしてやれるという、
1粒で2度も3度もおいしい行為
なんですね。

体の疲労回復を促すツボ

STEP1

骨盤の一番広いところと背骨が交わるところをまずは軽く押してみましょう。

穴があいているような1間隔があるところですから、
マッサージ初心者にもわかりやすいツボです。
ここを親指や人差し指でやさしく押してやります。

このツボは血行を良くする働きがあるので、疲労回復に効果があるそうです。

上手に押してやると犬は気持ちよさそうにしますが、
犬もマッサージに慣れない場合、初めは妙な顔をするかもしれません。

軽く押して様子を見ながら、愛犬が一番喜ぶ強さで揉み解しましょう。

STEP2

次に、背骨の両側に並ぶツボを刺激していきます。

背骨の両側の皮膚を指でつまんでひっぱるようにしてマッサージしていくのですが、
犬の皮膚が思いのほか伸びることに驚かないでくださいね。

首の方から腰に向かって小刻みにひっぱり伸ばしをすることで、
内臓の働きをあげる効果が期待できます。


ビヨン、ビヨンとリズミカルにつまんでみましょう。

ストレスを解消するツボ

STEP1

前足の小指と薬指(要するに一番外側の指とその隣)の間の付け根部分を揉み解します。

これにより交感神経の働きが抑制され、
副交感神経が優位になることでイライラが解消しやすくなる
のです。

STEP2

次に、みぞおちからおへその下あたりまでを円を描くようにして
ゆっくりと優しくマッサージしていきます。

小型犬の場合は人間の赤ちゃんを抱っこするような要領で膝に乗せると、
マッサージしやすいのではないでしょうか。

ここをゆったりとマッサージすることで興奮を沈め、
高ぶった気を鎮めてあげてください。

マッサージの仕上げに

最後の仕上げとして、眉毛の位置をやさしく揉み解します。
目の血行がよくなりますので、目のトラブルを防ぎやすくなるのだとか。

また、両頬の皮膚をビヨンと横に引っ張って顔面のコリをほぐします。
このときに愛犬の顔がオモシロ顔になったら、おおいに笑ってください。

犬は飼い主が喜ぶことがなによりも嬉しいのですから、
飼い主の喜ぶ顔が犬の精神にさらに良い影響を与えるのです。

マッサージの注意点

当然のことですが、ケガをしていたり
病気で具合が悪い子にマッサージすることはやめておきましょう。


もしもどこか痛がるような素振りを見せたらマッサージは即中止です。

痛みを伴ってしまうとせっかくの効果が期待できないばかりか、
かえってストレスの原因となるからです。

また、白内障や緑内障などの眼に疾患があるワンコの場合は、
眉毛をもみほぐすマッサージは無し
にしてください。

やたらと長時間のマッサージも逆効果にしかなりません。
せいぜい3~5分程度の短時間がベストです。