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犬のための非常用持出袋には何を入れておくべきか?

この記事の目次

いざという時のために、普段から必要なものを備えておく――。
頭ではわかっていても、どこかピンとこないものがあったのかもしれません。

しかし、2011年に起きた東日本大震災をきっかけに、
恐ろしいほどの現実感を伴うようになりました。

大地震だけでなく台風や大雨による土砂崩れ、堤防の決壊などなど、
自然災害はいつ私たちの生活をおびやかすかわかりません。

備えあれば憂いなし。
その備えの中に、愛犬のための備品は入っていますか?

絶対に欠かせないものは?

いざというときに、必要なものをすべて持ち出すのは難しいことです。

しかし、最低限これだけは、というものが
一まとめにされていれば、あわてずにいられますよね。

  • ドッグフード
  • 首輪とリード

まずはなんといっても上記の二つです。
この二つは犬と一緒に避難する際に絶対に欠かすことができません。
非常時の備蓄品が置かれた場所に、これらも必ず用意しておきましょう。

いつも使っている首輪やリードが一番ですが、
そうではなくてもあれば必ず役に立ちます。

ドッグフードは最低でも3日分は用意しておきましょう。
特にアレルギーや持病のある犬の場合、急場しのぎのドッグフードを食べて
体調を崩してしまったらもともこもありません。

恒常的に投薬している子の場合は持病は何か、何の薬を飲んでいるのか、
かかりつけの動物病院はどこかなどをタグに記載して首輪につけておくと、より安心
です。

用意しておくと確実によかったと思えるものは?

ドッグフードと首輪・リードの次に必要はものとはなんでしょうか?

  • ケージ
  • ペットシーツ、糞を処理するための袋

これらは災害によって家に帰ることができなくなり、
避難所などで一時的に過ごす場合には必ず役に立ちます。

大変なときなのですから、
出来るだけ周囲に気を使わずに済むアイテムがあるに越したことはありません。

ケージは折り畳みできるものだとかなりコンパクトにしまっておけます。

あれば絶対に飼い主のストレスが減るもの

なかったとしてもなんとかなるけれど、
あれば確実に飼い主さんの精神的なストレスを軽減できるものとはなんでしょうか?

  • 犬の靴、もしくは靴下
  • 口輪

犬の靴や靴下は、災害時にガラス片などで犬の足が傷つくのを防ぐだけでなく、
避難所などで床を汚さないための気遣いとしても有効
です。

たとえ犬の足がもともと汚れていなかったとしても、
「犬のせいで床が汚れている」と思われてしまうのは辛いですよね。
しかし、避難所には犬好きだけでなく、犬が苦手な人もいるのです。

そして、口輪は不用意な噛みつき事故を防ぐ目的のため。
自分の犬は人を噛まないと思っていても、
災害時という大きなストレス下では何が起きるかわかりません。

備えておけば不用意な事故は防ぐことができますし、
それによって飼い主の心労は確実に軽減されるでしょう。

飼い主の気持ちが安定していることが、すなわち愛犬の心の安定につながるのです。

備えておけば、いざというときにあわてません。
大切な家族の一員である愛犬を守ってあげられるのは、飼い主さんだけです。