シニア犬の足腰を衰えさせてはいけない!簡単にできるストレッチ運動

犬も年をとるにつれて、人間と同じように体のいろいろな部分が衰えてきます。
中でも足腰の衰えは要注意
ただ単に歩く速度が遅くなってしまったとか、あまり走れなくなっただけなら、実はそれほど困ったことにはなりません。
飼い主が年老いた愛犬に無理のない歩行スピードで歩けばいいだけの話しですから。

しかし、怖いのは足腰が弱ったことで引き起こされる問題
気づかないうちに足をひきずっていると、知らない間に肉球や指、爪などに怪我をしていることがあります。
そしてそのうちにちょっとしたことで転倒してしまい、それが結果として寝たきりつながってしまうことも……。

愛犬がシニアになったら指や肉球をこまめにチェック!

愛犬がシニア期に突入したら、こまめに指や肉球をチェックしてあげてください。
もしも肉球に今までにはなかった擦り傷が頻繁に見られるようになったら、足の筋力が衰え始めているとみて間違いありません。
老化が目に見える形となって表れはじめたのです。

もしもそのままいつもと変わらずに歩かせ続けてしまうと、擦り傷が悪化して化膿したり、傷の痛みでびっこをひきはじめてしまうかもしれません。
そうなると体のバランスがどんどんおかしくなり、関節にまで影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
こうなると、足腰の衰えは一気に加速してしまうかもしれません。

また、爪が折れたり欠けたりしていた場合も、びっこをひくことがあります。
今までは爪を切るときぐらいにしか足の裏をまじまじと見なかったかもしれません。
しかし、愛犬が年をとったら、散歩のたびにチェックをするぐらいでもいいのです。

犬も加齢によって筋力は衰え、関節は固くなる

愛犬の肉球や爪に傷ができているのを発見したものの、とりあえず今のところは普通に歩けているから――。
と、甘く見て何の手も打たずにいると、次に気がついたときには深刻な状態になっていた、ということも珍しくありません。


とは言え、擦り傷ができたからという理由だけで散歩を中止してしまったら、傷は良くなるかもしれませんが、今度は運動不足によるストレスがたまってしまいますよね。
シニア期のお散歩不足は運動量が足りなくなるだけでなく、認知症が加速してしまう危険性もはらんでいます
なにより、お散歩は犬にとってお楽しみの時間ですから、それを奪ってしまうのはやはり可哀想ですよね。

そんなときは、お散歩にかけていた時間、もしくは強度を今までより少し軽めに調節し、余裕をもたせた分をストレッチやマッサージの時間に振り替えてみてはいかがでしょうか。
愛犬としっかり向き合って、固くなりはじめた関節をほぐしたり、足の筋肉や指のマッサージをする時間にあてるのです。
加齢とともに筋力が衰えるにつれて、関節も固くなっていくのは人間も犬も同じ。
だからこそ、犬だって体をほぐすためのストレッチやマッサージが有効なのです。

愛犬の体をストレッチ

犬の体をストレッチさせるといっても、絶対に無理は禁物です。
ご自身になぞらえてみてください。
1日、2日で固くなった体をなんとかしようと無理なストレッチをしたら、絶対に体を痛めてしまいますよね。
犬だって同じです。
地味で簡単なことをコツコツこまめに続けていったほうが、結果として効果があがるのは間違いありません。

  1. まずは4本の足すべての肉球をやさしくマッサージしていきます。肉球を触られると嫌がる子もいますので、様子を見ながら揉んでください。
  2. 肉球を揉み終わったら、指を一本ずつ曲げ伸ばししてストレッチをします。もちろん怪我をしている部分にまで無理に行う必要はありません。
  3. 肉球と指のストレッチが終わったら、次は1本ずつ足をつかんで胴体につながる部分の関節をほぐしていきます。関節を痛めないよう、ゆっくりとやさしくまわしてください。可能であれば犬を仰向けにさせた状態でおこなうと、関節を動かしやすくなるのでおすすめです。
  4. 1本ずつ足を曲げ伸ばしさせていきます。これも仰向けで行ったほうがやりやすいです。寝たきりになった犬のための運動と思われがちですが、歩けるうちに行うことで関節が固まらないようにし、筋力の低下を防ぐことを目的としています。

楽しいシニア犬ライフのために飼い主ができること

こんな簡単なストレッチ運動でも、やるのとやらないのでは大違い。
愛犬とふれあいながら楽しくストレッチ運動を取り入れることで、少しお散歩を軽めにしてもストレスがたまることは避けられます
楽しいシニア犬ライフは、飼い主さんの肩にかかっているんですよ!