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歯周病になったらケアと同時に食事も見直そう

この記事の目次

いつまでも自分の歯で何でもバリバリ食べることができたら幸せですが、
老化は歯と歯茎に少なからず影響を与えます。

それは人間も犬も同じことで、むしろ自主的な歯磨き習慣がない犬の方が、
口腔内のトラブルはより深刻なのかもしれません。

一番良いのは飼い主が毎日歯磨きしてあげることですが、
なかなかそうもいかないことだってあるでしょう。

歯周病になってしまったら

愛犬の歯がグラグラになってしまったり、
抜け落ちたらそれは間違いなく歯周病
です。

本来はそうなる前にきちんとケアをすることが望ましいのですが、
なってしまったものは仕方がありません。

今からでも一生懸命ケアをして、
少しでも体に歯周病による毒素が回ることを防ぐ努力をしましょう。
そして同時に、食べるものについても見直す必要があります。

歯がグラグラしていたり、歯茎が赤く腫れあがって変色している場合、
患部には少なからず痛みがあるはずです。

それなのに、今までと同じようにドライフードを
ただ食器にポンと盛るだけでは、
あまりにも飼い主として愛犬の観察ができていません。

歯周病によるストレスを少しでも緩和してあげるためにも、
フードを食べやすい形状に変更してあげましょう。

単純に、水やお湯にドライフードを浸して柔らかくしてあげるだけでも、
歯が悪くなった犬にとっては格段に食べやすさは増すはずです。

これを機会に缶詰などのウェットフードに変更するのも良い方法ですが、
コストがそれなりにかかりますので、
そのあたりはお財布と相談して
無理のない範囲で対応することをおすすめします。

半生タイプは柔らかいけれど添加物がいっぱい

それなら半生タイプのフードを選べば万事解決!と思われるかもしれませんが、
正直言ってあまりおすすめはできません。

なぜなら、セミモイスト(半生フード)はドライに比べて水分量が多い分、
変質したりカビが発生しやすい
からです。

それを防ぐためには防腐剤や防カビ剤などの添加物を使用することになりますし、
しっとりとした食感を保つためにプロピレングリコールなどの
保湿剤
が使われている製品が多いのです。

プロピレングリコールは肝臓や腎臓の機能障害の他、
赤血球の減少や染色体異常など、様々な悪影響が報告されている添加物
です。

食品だけでなく歯磨き粉や化粧品などにも使われていますが、
体格の小さな犬が毎日食品として食べた場合、
体に蓄積されていく懸念を払拭することはできません。

最初から半生になっているフードは飼い主の手間を省いてはくれますが、
それが犬の健康を損なうものだとしたら意味がありませんよね。

本来、犬の歯周病は飼い主の努力により、かなりの割合で防げるものなのです。

それをしなかった結果犬の歯が悪くなったのですから、
食事に一手間をかけるぐらいのことは当然の罪滅ぼしとして頑張りましょう。