シェルティーはペット扱いより家族扱いを望む犬

シェトランド・シープドッグはその名の通り牧羊犬です。

しかし体が小さいおかげで、ボーダーコリーなどの他の牧羊犬に比べると
運動量が少なくて済む
こともあり、家庭の犬としても人気の高い犬種です。

また、豊かな長いコートや細面の顔は見た目も美しいため、
その容姿のみで選ばれてしまうこともある犬種の一つと言えるでしょう。

しかし、きちんと性質を理解しておかないと、
飼い主も犬も苦しむことになりかねません。

牧羊犬としてのなごりを忘れてはいけない

牧羊犬が家畜を誘導する際、その方法には犬種によって違いがあります。

シェルティーの場合は基本的には吠えて誘導し、
時には家畜の足に軽く噛みつくという行為で相手を従わせようとします。


この性質が家庭犬として飼われていても出てしまうことがあり、
無駄吠えが多い、突然足に噛みついたなどの理由で飼い主を悩ませることがあるのです。


集合住宅や住宅密集地でシェルティーを飼うのであれば、
当然吠えるという行為のためのコントロールは必要ですから、
トレーニングをする気のない飼い主にシェルティーは向きません。

繊細な性格を理解して接することが大事

シェルティーはとても賢く、訓練性能も大変に高いため
シツケやトレーニングの成果はきちんと表れる犬種
です。

さらには、飼い主に対する愛情にはとても深いものがありますが、
なかなかに繊細な心の持ち主であることを忘れてはいけません。


飼い主に無視されたり、邪険にされたり、
きちんと成果をあげたにも関わらずしっかり褒めてもらえない場合、
シェルティーはひどく傷つきます。

褒めて伸ばすという言葉がシェルティーにはぴったりで、
飼い犬というより家族の一員という扱いを求めているのです。

耳はセットしなければ折れ耳にはならない

耳が半分くらい前に折れているのが
シェルティーの耳だと思っている人が多いようですが、
あれは矯正して作り上げたものであり、最初から半分折れているわけではありません。

何もしなければ耳は立ちますので、
どうしても半折れの耳にしたいなら時間をかけて矯正する必要があります。

ただし、一度立ってしまった耳を半折れにしようとしたら
外科的手術で軟骨を切除するなど、犬に大変な苦痛を与えることになるでしょう。

そのため、耳が固定する前の生後60日前までに
セッティングを開始する必要がありますが、
それでも数ヶ月は時間がかかることを覚悟するべきです。

耳の毛をそってテープで固定し続けることは、
子犬にとってもストレスのかかることですし、
飼い主も中途半端な覚悟で続けられるほど甘いものではありません。

ドッグショーに出場させたいならいざ知らず、
家庭の犬として暮らすシェルティーの耳が立っていても問題になることは何もないのです。