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ドッグフードを大量に盗み食いした結末は?

この記事の目次

室内で暮らすワンちゃんが増え、家の中を愛犬がウロウロしていることもいまや珍しいことではなくなりました。

家の中のどこにでもごく自然に犬がいる生活というのは、
一度知ってしまうともう後には戻れないほど楽しいものです。

しかし、同時に飼い主をあわてさせる出来事が起こるのもまた事実。
特に盗み食いについては油断できません。

食べたら危険なものではないけれど

犬が口にしたら危険なものは、なんとなく気にして片付けるためか、
意外に盗み食いされる率は高くないのかもしれません。
むしろ、盗み食いされやすい食べ物といえばドッグフードです。

在庫として納戸にしまっておいたら、
戸の隙間を見つけて入り込まれてしまった――。
テーブルの上に置いておいたら飛び乗って食べられてしまった――。

などなど、ドッグフードにまつわる失敗談は多いものです。

ドッグフードはその名の通り犬が食べるために作られているものですから、
もちろん食べて問題があるわけではありません。

しかし、在庫の袋などを発見されてしまった場合、
もう一つの問題に行き当たることになるでしょう。
すなわち「食べすぎ」です。

犬はどこまで食べられるのか?

食いしん坊の犬の場合、適量を食べさせているはずなのに
「足りない」という顔をすることがほとんどではないでしょうか。

犬は肉食獣であった時代の名残として、
食いだめができる胃のつくりになっています。


そのため、健康や体型を考えて割り出した一回に与える量では
食い足りない、と感じてしまうのは仕方がないことなのです。

その食いだめをすることができる犬が、
もし好き放題に食べることができる現場に遭遇したとしたら、
いったいどれぐらい食べてしまうものでしょうか?

一気食いは当然のごとく胃腸に多大なる負担をかけますから、
間違っても実験しようなどと思わないでください。

実際の結果は…

しかし、不覚にもそのような失敗をしでかした結果としては、以下のようになりました。

ジャーマンシェパードとミニチュアシュナウザーの実験結果
  • ジャーマンシェパード(オス・3歳・体重35kg)の場合
    → 納戸にしまってあった10キロ入りのドッグフード(未開封)を盗み食いした結果、残りは約6.5kg。すなわちおよそ3.5kgを一気食い。
  • ミニチュアシュナウザー(メス・4歳・体重4.2kg)の場合
    → テーブルの上に置かれたドッグフードの試供品100g入りを9袋完食。すなわち900gを一気食い。

上記からわかるように、
食べた量は体重から換算するとかなりの量になります。

この大量一気食いをした結果、シェパード、シュナウザーともに
次の日はまる一日の絶食をさせましたが、
お腹の調子は見事に天国と地獄に分かれました。

シェパードはその後3日間連続で下痢が続き、
下痢止めを服用して完全にお腹の調子が戻るまでには約1週間かかりました。


一方、シュナウザーの方は翌日大量に健康的な便を排出し、
一度もお腹が緩むことはありませんでした。


人間にも大食い選手権に出場するような体質の人がいますが、
犬にもあるのかもしれません。