犬は自分の食器を識別しているか?

人間は自分専用のマグカップやご飯茶碗を使うことは珍しくありませんよね。

では、犬の場合はどうなのかといえば、
犬には犬のための食器を使っているお家がほとんどだと思います。

そして多頭飼育をしている場合、
それぞれの犬の専用食器が決まってるお家も少なくないことでしょう。

では、この犬1匹1匹の専用食器について、
当の犬達はこの食器の違いをきちんと認識しているのでしょうか?

自分の器じゃない!?

我が家の4匹の犬達には、それぞれ専用の食器が決まっています。
単なる飼い主の自己満足として、それぞれ色もデザインも違うものを用意しました。

まあ、すべて小型犬とはいえ、
1回に食べさせるドッグフードの量が同じではないことから、
違う食器を固定して使わせた方がわかりやすい、という便宜的な面もあるのですが……。

それぞれの体格に見合った量を器に盛り、
「待て」をさせて犬の前に置いていくのですが、時々間違えてしまうことがあります。

そんな時、自分が普段使っているのとは違う食器を置かれた犬は、
例外なく困惑した顔でキョロキョロと辺りを見まわします。
そして、自分の器を見つけると、「あれ?」という顔でそちらを凝視するのです。

その視線のおかげで、「あ、間違えてた?」と気づくのですから、
もし犬達が器の間違いに反応しなかったら、
おそらくこちらは気づかないかもしれません。

中味が違うとどうなるのか?

では、食器は間違いなく自分のものだったとして、
そこに盛られた中味が他の犬とは違った場合、どんな反応をすると思いますか?
量の違いはありますが、基本的には4匹とも通常は同じドッグフードを食べています。

しかし、たまたま1匹だけ違うメーカーのフードを盛った時。
こんな時、その犬は「待て」のコマンドで待ってはいるものの、
他のメンバーの食器の近くで鼻をひくひくさせてみたり、中味を確認することがあります。

また、他のメンバーも「1つだけ中味が違うぞ!?」と気がつくと、
その食器の中身を確認したがります。

そしてたいがいの場合、1匹だけ違うフードを食べる子は、なぜだかとても嬉しそうです。
同時に他のメンバーはなんとなくうらやむような素振りをみせたりします。

たとえその1つが処方食などの、あきらかにいつものフードより
おいしくなさそうなものであっても、なのです。

1匹だけ違うということで、特別感があるのでしょうか?
犬たちは私たち人間が思っているよりずっと、
人間くさい感覚を持っているのかもしれません。