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シュナウザーの便秘撃退作戦を決行中

この記事の目次

ウンチの状態と健康状態は、見事なまでに直結しています。
病気がちでものすごく体が弱いのに、ウンチの状態だけは超優良!などということはまずありませんよね。
これは犬にも人にも言えることではないでしょうか。

ところで、我が家のお犬様たちの中には、排便クイーンの異名を持つ犬がいます。
それは、2匹いるミニチュアシュナウザーのうちの1匹。
ところが、この子にとうとう加齢の波が押し寄せてきてしまいました。

下痢をしない犬が便秘気味に!

今年で11才になったシュナウザー。
毎度毎度、固すぎず柔らかすぎずの、本当にほどよいウンチをしてきました。
これまでの人生ならぬ犬生で、下痢をしたことがあるのはたったの一度だけ。
ほんの少し柔らかめかな、程度のことはあるにしろ、明らかな下痢をしたのは1才を過ぎたあたりのたった一度だけなんですよね。
しかも、知り合いの子犬を事情で数日間預かったとき、嫉妬のあまりお腹が緩くなったという、なんともビミョウな理由からでした。
ちなみに、動物病院で検査してもらいましたが、お腹の虫や原虫類はいっさい検出されず、さらにはウィルス感染もなし。
まあ、要するにいわゆる精神的ショックというやつだったみたいです。

そんな下痢知らずのシュナさんは、飼い主からしてみると非情にありがたい犬。
犬が下痢をすると処理が大変なのはもちろんのこと、原因を考えたり投薬による治療が必要だったり、さらには食事の内容や量にも注意をはらったり、もっと言えば心配でたまらなくなったりと、飼い主的には物理的、精神的の両面においてなにかと手間がかかるからです。
犬と暮らしている人なら身に染みてご理解いただけるのではないでしょうか。

我が家で現在暮らしている4匹のうち、なにかといえばすぐに下痢気味になってしまう犬が2匹。
その点、そのシュナは本当にウンチ的な分野において、抜群に飼い主孝行な犬だったんですよね。

下痢をしない犬が便秘気味になった!

ところがです。
ここ最近、そのシュナのウンチがコロコロの固めに変化してきてしまいました。
なんというか、どんぐりが何粒もつながっているような形状へと変わったのです。
それでも、初期の頃はまだ太さがそれなりにあったのですが、しばらくすると小さなどんぐり状になってきてしまいました。
これは明らかに便秘気味なんですよね。

下痢をしない孝行犬は、逆に便秘に偏る可能性があるのか!と犬歴ウン十年にして改めて突きつけられたような気がします。
というのも、これまでに飼育してきた犬の排便トラブルは、そのすべてが下痢だったからなんですね。
犬の便秘に対する対処に関して、それなりに知識はあります。
しかし、実践経験に乏しいのだとあらためて気づかされ、愕然としました。

とは言え、悠長に観察している場合ではありません。
過度のコロコロウンチは処理がしやすい!なんて喜んでいたら、手遅れになるかもしれないのです。
そこで、以前のような健康ウンチを取り戻すべく、便秘撃退作戦を決行しました。

腸内環境の改善をめざしつつ、排便がしやすくなるように

健康なウンチの水分量は60~70%。
カチカチウンチなので飲水量が足りないのかとも思いましたが、シュナウザーはものすごくお水を飲むタイプの犬種であり、この子も例に漏れずよくお水を飲みます。
さらにはドッグフードには毎回ぬるま湯をしっかりとかけていますので、おそらく飲水の量は足りているはず。
摂取した水分が体に吸収されていない可能性も考えましたが、尿の色やにおい、回数などに異常はなく、水分がそのまま排出されている感じでもありません。

そこで、腸内環境を改善させることをまずは目指しました。
ヨーグルトを食事に混ぜることも考えましたが、たんぱく質の量が多くなりすぎる可能性を無視できません。
そこで、乳酸菌そのものを食事に混ぜることにしたのです。
それもただの乳酸菌ではありません。
粉末状のもので、犬由来の乳酸菌です。
結果として、ほんの数日でウンチの状態がかなり改善されましたが、もう一押しかなという感じだったでしょうか。

そこで、食事に小さなティースプーン1/3杯程度のオリーブオイルを足すことにしました。
すると!
排便がしやすくなったのか、ウンチが細切れになることなく、一つのまとまりとして出るようになったのです。
加齢で腹筋が弱りつつあり、思っていた以上にいきむ力が弱くなっていたのかもしれません。
いずれにしろ、シュナのウンチは乳酸菌+オリーブオイルでかなり改善することができました。

カチカチウンチは処理しやすいウンチではなく、犬を苦しめるウンチと心得るべし

室内トイレを掃除する身としては、処理しやすいウンチというのは、正直に言えばありがたいものです。
しかし、コロコロウンチやカチカチウンチは、飼い主にとってはちり紙でつかみやすいウンチであっても、当の犬にしてみれば、必死になっていきまないと排泄できない困ったウンチなんですよね。

だからこそ、おかしいなと思ったら即手をうって対処するべきなんです。
これが悪化させないための秘訣なのだと、つくづく身に染みました。