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動物の医学書はなかなか役に立つアイテム

この記事の目次

犬が生き物である以上、病気やケガを避けることはできません。

一生涯、なんの病気にもかからず、ケガもせずに過ごせる犬もいるとは思いますが、 きっとそれはごく少数派。

たとえ重病ではないにせよ、突然ゲリをしたり嘔吐をしたりと、 飼い主をあわてさせることは必ず起きるものです。

そんなとき、すぐに動物病院に連れていくことができれば、 とりあえずは一安心できますよね。

ところが、往々にして犬たちがケガをしたり突然具合が悪くなったりするのは、動物病院がお休みのときなのです。

まずは落ち着いて症状の深刻度合いを確かめる

たとえばオシッコや便に血が混ざっていたら、 どんな飼い主だって冷静ではいられません。

しかし、そこには当然ながら経験値による差がでるもの。
何匹もの犬と暮らした経験がある飼い主なら、その症状が緊急性のあるものか、そうでないのかは、なんとなくわかるのではないでしょうか。


しかし、初めて犬を飼った人にとっては、かなりショックな出来事に違いありません。

大切な愛犬の体内で、なにか良からぬことが起きているのです。
不安になるのも当たり前ですよね。

それだけに、一刻も早くかかりつけの動物病院に連れていきたいのに、 夜間であったり休日であったりと、 肝心なときに限って病院は閉まっていたりするものなんです。

また、首都圏ならともかく、24時間対応してくれる動物病院なんて、 そうそうあるものでもありませんよね。

そんなとき、まずはあわてずに症状から考えられる原因をさぐるために役立つもの。

――それは、動物の医学書です。

家庭に一冊バイブルのように置いておくと安心

動物の医学書といっても、 獣医師が使用するような本格的なもののことではありません。
あくまでも、一般の飼い主が読んでわかりやすいように書かれたタイプのもの。

こういった本には、症状から考えられる病気の名前のほかにも、 ちょっとした応急処置の方法などが書かれているため、 思いのほか役に立つことがあるんです。

もちろん、医学書があるからといって、 目の前で愛犬の身に起きている症状がよくなるわけでもなければ、 見つけたページに書かれている病気が正解とは限りません。

しかし、この場合に大事なのは、 とにかく「こういう病気の可能性がある」ということを飼い主が知ることではないでしょうか。

そして、それによって「まったく訳がわからない」というパニック状態から一歩頭を切り替えて、 「なにか今できることはあるだろうか?」と冷静さを取り戻すためのツールとして、 案外役に立ってくれるものなのです。

犬が元気なときに読んでおくのが一番のおすすめ

医学書で症状をさがしていると、多くの飼い主は考えられる最悪の病気を想像してしまい、 かえって真っ青になることもあります。

そして、翌日大慌てで病院に駆け込んでみたら、 実は全然深刻な病気ではなかった、なんてことも。

そういった出来事はあとから笑い話になりますが、 そのときは心配で心配で、いてもたってもいられなくなるものです。
しかし、それは決して悪いことではないのかもしれません。

なぜなら、いまはどんなに元気に見える愛犬も、もしかしたら深刻な病気にかかるかもしれないということを、肌で実感できる良い機会だからです。

もしも、本当にそんな深刻な病気にかかる可能性があるのだとしたら、なんとしても早期発見しなければ。
そういう気持ちで毎日犬の様子を観察していると、 本当に早期発見につながるものです。

動物の医学書を入手したら、まずは愛犬が元気なときにパラパラとページをめくってみることをおすすめします。

そして、どんな病気があって、それにはどんな症状が起きるのか。
知っているのと知らないのとでは、万が一の場合に違いがでるものですよ!