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自作のヘチマタワシで愛犬の歯をきれいにしよう

この記事の目次

愛犬のデンタルケアが目的で何かを噛ませるなら、
オススメはなんといってもヘチマタワシです。

「噛ませて歯垢を除去!」とうたっているオモチャでも、
ヘチマタワシ以上に歯がきれいになるものを見たことがありません。

ところがヘチマを使ったオモチャを探してみても、あまり種類は多くないようです。
ヌイグルミ型の胴体部分にちょこっとヘチマが使われているだけで、
手足は普通のヌイグルミ素材(笛入り)というものありますが、
本気で歯をきれいにするにはいささか頼りないような……。

というわけで、もういっそのこと自分でヘチマタワシを作ってしまいましょう。

生のヘチマを入手できればあとは簡単

一番の問題は生のヘチマが手に入るかどうかです。

よほどの特殊な店でない限り、
八百屋やスーパーの野菜コーナーをさがしても見つけることはできないでしょう。

昔は庭や畑に一本ぐらいはヘチマが植えられていて、夏の終わりから秋にかけて
キュウリのオバケがブランブランと下がっていたものです。

しかし、今はなかなか見かけません。
もし、実家や祖父母の家が畑をしていたら、
来年の春はヘチマを植えてくれと頼んでおきましょう。

そういうツテがないなら、いっそのこと
プランターで栽培してみるのもいいかもしれません。

とにかく、なぜそんなことをするのか――?
すべては愛犬のために安全性の高いヘチマを用意するためです。

ヘチマタワシの作りかた

ヘチマタワシといえば、ある年齢以上の方はご存知でしょうが、
昔ながらの作り方をするとかなりの悪臭がします。

ようは数日間水につけて繊維質だけが残るまで待つうちに、水と果肉が腐るからなんですね。
その臭さたるや、ドブのレベルを超えています。

この方法でヘチマタワシを作るメリットは、
大きなヘチマでもまるごとタワシにできることと、
色味がきれいなアイボリーになる点です。

つまり、犬に噛ませるオモチャとして、あまり必要のない要素なんですね。
というわけで、自宅で作る場合は以下の方法が簡単です。

ヘチマタワシの作り方
STEP1.良いヘチマを選ぶ
まずはヘチマ選びから。すでに柔らかくなっているものは出来上がりがフニャフニャになりやすいのでNG。良く育って黄色くなる手前あたりものがよい。
STEP2.ヘチマを切る
ヘチマを鍋に入るサイズにぶつ切りにする。乾いた後、愛犬が噛んで遊ぶことを考慮したうえで大きさを決める
STEP3.ヘチマを煮る
20分~30分ほどぐつぐつと煮込む。浮いてくるので落し蓋をした方が早くきれいに煮える。
STEP4.ヘチマの皮をむく
煮えたら熱いうちに皮をむく。中には熱湯が詰まっているので火傷に注意。熱くて無理だと思ったら、流水にしばらくさらすという方法でもよい。水で煮崩れた果肉が流され、最終的には繊維質だけが残ることに。

あとは乾かせばヘチマタワシの完成です。

もしもグニャグニャに型崩れした場合は、ヘチマが熟れすぎていたかもしれません。
こんな場合はもう少し青いものでやりなおしてみましょう。

また、出来上がったヘチマタワシが緑がかっている場合があります。
これはまったく問題なく、実は売り物はこの状態から漂白によって白くしています。

家庭でも漂白剤を使えば白くなりますが、
犬が噛むことを考えたら漂白はしないほうがよいでしょう。

簡単ヘチマタワシを作って、ぜひ愛犬の歯をきれいにしてあげてください。