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ドライフードとウェットフードをバランス良く食べさせる

この記事の目次

総合栄養食のドッグフードって、手軽で便利ですよね。
あれこれ考えなくても栄養バランスは整っているし、
保存はきくし、器に盛るだけでいいし……。

しかしそんなドライタイプのドッグフードですが、
ときにはウェットにした方がよい場合もあります。

胃液や胆汁を頻繁に吐く犬

犬は比較的よく吐く生き物で、
分泌し過ぎた胃液や胆汁を空腹時に吐きだすことは珍しくありません。

液体だけを吐いた場合、白くて泡だっているのが胃液で、黄色っぽいものが胆汁です。
胃が空っぽのときに、胃液や胆汁だけを吐きだすこと自体は
別に異常なわけではありません。

しかし、飼い主の気持ちとしてはやはり心配になりますよね。
こういうタイプの嘔吐を防ぐにはドッグフードを小分けにして与えたり、
腹持ちのよいオヤツなどを食事と食事の間に挟むとよい
でしょう。

さらにもう一工夫するとしたら、
ドライのまま食べさせているドッグフードを
時々ウェットにしてみる
と効果があるかもしれません。

これはなにもドライフードを止めて
缶詰やレトルトなどのウェットタイプに変更したり、
手作り食にしなくても可能です。

一番簡単な方法は、
いつものドライフードをお水に浸してから食べさせる、これだけもいいのです。

もちろん犬用のミルクや肉の茹で汁をかけてやれば犬は喜ぶでしょうが、
場合によってはカロリーの摂り過ぎで肥満の原因になることもあるので注意が必要です。

その点、水で浸すだけならドライフードのときと栄養バランスはおろか
カロリーにも影響はありませんから、なにも難しくありません。

その際に気をつけることとしては、ドライフードを柔らかくしたいがために
熱湯などの熱いお湯をかけることはNGです。

最近のドッグフードには酵素が配合されているものが多く、
この酵素は50度以上のお湯をかけると活性が失われてしまうからです。

かけるのは人肌程度のぬるま湯、もしくは水でいいのです。
もちろん、水に浸したフードが柔らかくなっていなくてもそれでOKです。

ドライとウェットを上手に使いわける

15歳以上のかなり高齢犬でありながら、いつまでも元気で若々しいままの犬もいます。

そのような犬を育てている飼い主たちにリサーチしてみた結果、
愛犬のために用意する食事にはある共通点がありました。

それは犬の食事をドライフードだけ、
ウェットフードだけというような食べさせ方はせず、
ドライとウェットを適度に織り交ぜている
という点です。

これは科学的に根拠がある類の話しではありませんが、
今までに出会った元気いっぱい過ぎる高齢犬たちの食生活をインタビューした結果、
そこには不思議なほどに共通点があったのです。

絶対とはいえません。しかし、
もしかしたら愛犬をいつまでも元気でいさせるために
効果があるかもしれないのですから、
チャレンジしてみても損はないと思いませんか?