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整腸剤はわざわざペット用を買わなくても人間用でOK

この記事の目次

犬と暮らしていると、先天的な疾患により恒常的に病院に通ったり、
投薬治療などを続けなければいけない場合はあるでしょう。

しかし、そのようなはっきりとした体調不良の原因がなかったとしても、
犬も時には具合が悪くなることがあります。


その代表としては、やはりお腹の調子があげられるのではないでしょうか。

犬のお腹は思ったよりもデリケート

犬は、私たち人間からすれば
どうということもないことでお腹の調子を崩すことがあります。


例えば雷の音が苦手な子は、夏から秋にかけて毎日ように雷に怯えていると、
それだけでお腹がゆるんでしまうことがあります。

また、近所で工事が始まったりすると、
その音がストレスとなって体調に影響を与える
こともあり、
こんなケースの場合はお腹がゆるくなった原因がなかなかわからなくて、
飼い主さんをさぞかし心配させることになるでしょう。

お腹が弱い犬種は特に注意

お腹がもともと緩くなりやすい犬種もいます。

ジャーマンシェパードは水を飲みすぎただけでも、
お腹をくだしてしまうことは珍しくありません。

また、ヨークシャーテリア(ヨーキー)やマルチーズなども
比較的お腹が緩みやすい傾向にあるようです。

その他にもコリー種やミニチュアダックスフンドなども、
一度お腹を壊してしまうと長引いてしまうことが多いかもしれません。

もちろん個体差があって、すべてその犬種がお腹が弱いというわけではありませんが、
お腹が敏感な犬種の飼い主さんは自分の愛犬の体質をよく理解しておいた方がよさそうです。

整腸剤を用意しておく

あきらかに異常な下痢というものがあります。

例えば泥水状であったり、
ただの下痢とは思えないほどのとんでもない異臭がしたり……。

そういう場合はなんらかのウィルス感染をしているか、
もしくは原虫類が寄生している可能性が高い
ので
即刻動物病院で診察してもらった方がよいでしょう。

しかし、「通常の健康な糞より少し緩いかな?」
「暑い日が続いたせいで胃腸の調子が崩れてしまったかな?」
という程度のお腹の調子の乱れは、
整腸剤を早めに飲ませることで解決できる場合もあります。

整腸剤は腸に対して有益な善玉菌を送り込むことですから、
早めに使うことで腸内環境を整え、
その結果お腹の調子を崩すことがないように守ってあげるわけです。

下痢止めはすでに下痢になってしまった状態に使うものですから、
少し緩いかな?もしくは緩くなるかもしれないなと感じたら、
まずは整腸剤を使うことをおすすめします。

整腸剤は人間用でOK

整腸剤にはペット用(犬猫用)として販売されているものもありますが、
その成分を見てみると人間用のものとほとんど変わりません。

ところがどういうわけかペット用の方が値段が高いことが多いのです。
ですから、わざわざ高い金額を払ってペット用を購入しなくても、
人間用の整腸剤で充分
です。

整腸剤の形状には錠剤が多いですが、
中には顆粒になっているものがあり、
ドッグフードに混ぜやすいためこちらのタイプがおすすめです。

ただし、手作りフードなどはしっかり冷めてから混ぜないと
大事な菌が死滅してしまいますので、混ぜる際の温度には充分に注意してください。