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犬にヘチマタワシを噛ませてデンタルケア

この記事の目次

犬の歯磨きが大切なのはわかっていても、正直に言えば面倒なときもありますよね。
噛むだけでデンタルケアができるオヤツや、噛んで遊ばせると歯がきれいになるオモチャ。

飼い主の心理を見透かしたように、そんなうたい文句の製品が
ペット用品売り場にはずらりと並んでいます。

噛むと歯がきれいになるとはいえ…

噛むことで歯垢を落としたり、口臭を予防するとうたわれた
ドッグフードやチューインガムなどは、実にたくさんの種類が販売されています。

効果があるのかないのかと問われたら、
あるかもしれないけれど歯磨きには遠く及ばない、と言うことしかできません。

つまり、これらのドッグフードやオヤツを選んだからといって、
歯磨きをしなくてもいいと考えるべきではない
のです。
あくまでも補助的に使うのがいいのでしょう。

気をつけなければいけないのはそのカロリー
いつも通りにドッグフードを食べさせ、オヤツを与え、
そのうえで歯をきれいにするデンタルタイプのオヤツを食べさせたら、
それは間違いなくカロリーオーバーでしかありません。

デンタルタイプのオヤツを与えるなら、その分普通のオヤツを控えないと
肥満の道まっしぐら、というわけですね。

オモチャを噛ませて歯をきれいにする

噛み噛みして遊ばせるだけで歯がきれいになるオモチャにも、
いろいろな種類があります。

オモチャであればカロリーオーバーの心配はありませんが、
やはりその材質については気にしたいところ。

ラバー製、ポリエステル製、硬質ナイロン製、樹脂製、
コーンスターチ製などなど、その種類は様々にあります。

気をつけなければいけないのは、
たとえそれがオモチャだろうと、犬は噛み噛みしているうちに
削れたりちぎれたりした部分を飲み込んでしまう
、ということです。

もちろん、飲み込むことを想定した製品作りがされていますから、
たとえ飲み込んだとしても、そのまま便に混ざって排出されることになるでしょう。

しかし、やはり一度は愛犬の体内に入ることを考えたら、
そのオモチャが何でできているのかは、飼い主として絶対に知っておくべきです。

ヘチマは歯磨き効果が高い

様々なデンタルケアタイプのオモチャやオヤツを試してきましたが、
噛ませることで歯垢が落ちるダントツの1位はヘチマではないでしょうか。

ヘチマの粗い繊維の中に歯が食い込み、
歯の根元の茶色い汚れまで落ちたことがあります。
正直言って驚きました。

ヘチマを噛ませるとすぐにボロボロになり、カスを飲み込むことは避けられないでしょう。

ヘチマタワシは食物繊維の塊ですから、当然便に混ざってでてきます。
胃腸の弱い子に使う場合はあまり長い時間噛ませずに、
カスを飲み込み始めたらすぐに取り上げてしまった方が安全
なのかもしれませんね。

また、同じヘチマを使ったオモチャでも安全性は製品によってマチマチです。
わざわざきれいな色に着色してあるものより、
自然な色のままの方がより安全だと思いますが、
自然な色に見えてもすでに漂白処理がされている可能性もあります。

特に中国製の製品の場合、ヘチマを繊維状にするために
どんな薬剤が使われているかわかりません。
できるだけ国産のものを選んであげてください。

一番いいのは自分でヘチマタワシを作ってしまうこと。
これ以上安心なものはありません。

ヘチマタワシはヘチマさえ手に入れば簡単に作ることができますから、
別の記事にて詳しく記載します。