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犬のニオイには消臭剤!でもその中身、本当に安全なものですか?

この記事の目次

室内犬がいるお宅って、独特のニオイがしますよね。
これはもう、ある程度は仕方がないことなのかもしれません。
室内トイレがある以上、たとえすぐに片付けたとしても、尿や糞のニオイが多少なりとも残るでしょうし、犬の体そのものがにおうこともあります。
良い・悪いというレベルの話しではなく、人間以外の生き物が一緒の空間で暮らしているのですから、独特のニオイがしたとしても当然のことではないでしょうか

除菌・消臭ができるスプレーの中身ってなんだっけ?

とはいえ、室内がにおうのは勘弁してほしい……。
人間が快適な生活をするうえでは、どうしてもそういう発想につながるものではないでしょうか。

そこで、室内に芳香剤を置いてみたり、消臭スプレーをこまめに噴霧したりするわけですよね。
こういうことをこまめに行うのと行わないのとでは、かなり違いがでるのは間違いありません。

中でも、特に臭くなりやすいのは布製品
カーテンやカーペットにソファーなどなど、室内にはニオイを吸い込んでしまう布製品がいくらでもあります。

そこで、布についたニオイをとるために、多くの飼い主がせっせとスプレーするものがありますよね。
いわゆる、除菌・消臭をうたった<アレ>です。
確かにニオイが消える……というか、なんとなく爽やかな香りがつきますし、除菌ができるということは、ひょっとして健康にもいいのではないだろうか、なんて発想にもつながるのかもしれません。
そんなわけで、こまめにシュッシュと噴霧しまくる飼い主さんがいるわけですが、問題なのはその中身です。
毎日一生懸命スプレーしているその中身とは、いったいなんなのでしょうか?

成分をみても、なんだかよくわからない?

とりあえず、普段使っているスプレーボトルのラベルを見てみてください。
ものすごく字が小さいので読みづらいとは思いますが、ちまちまとした文章の中にさりげなく成分が書かれています。

  • トウモロコシ由来消臭成分
  • 除菌成分(有機系)
  • 香料

あれ?と思いませんか?
なんだか、やたらとざっくりしていますよね。
実はこれ、消臭スプレーは家庭用品品質表示法の対象外とされているため、詳細に成分を表示する必要がないからなんです。
洗濯用洗剤や台所用洗剤とは、そもそもの位置づけが違うわけですね。

「へぇ、そうなんだ」とあいまいな気分で納得してしまいそうですが、ちょっと待ってください。
よくよく見ると、除菌成分の後にカッコ書きで「有機系」とあるではないですか。
有機系……すなわち化学物質が使われているわけです

トウモロコシ由来消臭成分と書いてあるため、なんとなく安心成分が使われているのかな、と思ってしまいますが、実はビミョウにぼかした表示の仕方で化学物質が使われていることが記載されているのです。
気にして見ていないと、これってかなりの確率で見逃してしまいますよね。

消臭成分の正体は犬の体に害を与える成分の可能性が大

消臭剤ぐらいどうってことないよ、そこまでガチガチに考えると、人生楽しくないよ――。
その考え方を否定することはできません。
しかし、内容がはっきりと表示されていない除菌成分(有機系)の正体は、第四級アンモニウム塩であるといわれています。

これが本当であれば、犬の体にとって確実に良いものではありません
犬よりもかなり体格の大きな人間にでさえ、第四級アンモニウム塩が体に害を及ぼすことが指摘されているのです。
体格の小さな犬が人間と同じ量を吸い込んだりなめたりしたら……と考えるだけで、なんだか恐ろしくなりませんか?

ペット用の消臭剤には、そういった危険な成分は使われていないものがほとんど
ただし、あの製品に比べるとかなり割高になってしまうのがいまひとつ普及しない原因なのかもしれません。
しかし、愛犬の健康を本気で考えるなら、消臭剤の中身について、いまいちど考えてみてもいいのではないでしょうか