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犬の散歩のとき、オシッコの処理はしていますか?

この記事の目次

犬が散歩の途中でウンチをしたら、きちんと持ち帰って処理しています――。
これ、当然のことですよね。

では、オシッコについてはどうでしょうか。
犬がオシッコをしたあとの処理について、きちんと考えていますか?

公共の場所は犬のトイレではない

犬がオシッコをした後に水をかけて流している人を見たことがありますが、
あれってちょっと潔癖症すぎやしませんか?

そんなことを言う人がいます。

では逆に聞いてみたいのですが、自分の家の塀や門、生垣などに
他所の犬がオシッコをしても同じことが言えますか?


電柱や公園のフェンスだったら個人の所有物じゃない――。
そんな意見が聞こえてきそうですが、そういう問題ではありません。

なぜなら公共の場所はあなたの犬のトイレではないからです。

欧米ではウンチは処理してもオシッコに水をかけるのは見たことがない、
などと言う人までいるようですが、
都市部の住宅が密集している日本と欧米を一緒に考えること自体がナンセンス。

自分が住んでいる地域が必要としているマナーを考えるべきではないでしょうか。

散歩はトイレの時間ではない

そもそも散歩=トイレの時間という認識そのものが間違っています。
オシッコはウンチと違って形が残らないから……などという理由も通りません。

その場に尿の成分が残りますから、
しょっちゅうオシッコをされる場所というのは独特の臭気が漂っていますよね。

悩まされた経験のある人にはわかると思いますが、
しょっちゅう犬にオシッコをされる場所はかなり臭います。

さらにオシッコによる害は悪臭の問題だけではありません。

年がら年中オシッコをされる場所の植物が枯れやすいことに気がついていますか?
あれは、オシッコの成分の濃度が濃すぎて植物を枯らしているのです。

オシッコは肥料だからかけてもいい、などと乱暴なことを言う人がいますが、
きっと平気で立ちションをする人なのでしょう。

悪いのは飼い主である人間

「犬のフンは持ち帰りましょう」
「犬のオシッコおことわり」

個人のおうちの花壇にそういう立て札を見かけることがありますが、
きっと何度も迷惑したのでしょう。

本来、大切にしている花壇や植え込みに
そんな無粋な立て札を立てたくはありませんよね。

どんなに手入れされた花壇でも、その立て札があるだけで見栄えが落ちてしまいますから。

こういうことの積み重ねが犬の散歩は迷惑だ、という認識につながってしまい、
公園などの立ち入りも禁止されてしまうのでしょう。

しかし、悪いのは飼い主である人間であって、犬ではありません。

もしもあなたが愛犬家を自認しているなら、
犬の存在自体が疎まれるようなまねは絶対にやめてくださいね。