犬が絶対に病気やケガをしない確率は0%

犬は家族の一員――。
そういう認識が高まってきましたが、
残念ながら犬は扶養家族にはなれません。

つまり、ケガをしたり病気になった時、
飼い主の健康保険では治療できない
のです。

そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、
これがいざ自分の愛犬が病院通いになった時、
費用がどんどんかさんでいくたびに思うわけです。

こんなに可愛くて大切で仕方がないのだから、
扶養家族として健康保険で治療させてくれ!――と。

ペット保険は健康保険ではない

健康保険がない以上、愛犬の医療費は全額自己負担です。

もちろんペットの保険もありますが、それは支払った医療費に対して
何割までが保険金支払いの対象になる、という類ものであり、
私たち人間が医療機関で受診する際に使用する国民皆保険という制度とは異なります。

要は、個人で加入している保険会社の医療保険と同じですから、
加入している人には保険金の支払いがありますが、加入していない人にはありません。

ただし、加入している人はそれだけの保険金を支払っているわけであり、
ほとんどは掛け捨てです。(一部商品には掛け捨てではないタイプもある)

料金は動物病院によってまちまち

飼い主が愛犬を連れて動物病院を訪れる理由には、
おそらくそう大きな違いはありません。

伝染病予防のワクチン接種だったり、フィラリア予防が目的だったり、
下痢をした、咳がでる、尿に血が混ざっている、皮膚が赤くなっている……などなど、
つまりは病気の予防だったり、ケガや体調不良の治療のために訪れるわけです。

ところが、同じような診察、検査、施術、投薬であっても、
これが驚くほど動物病院によって料金はまちまち
です。

ものすごく時間をかけて丁寧に診察してくれて、
的確な診断を下して適切な投薬をしてもらっても料金が思ったより安く済むこともあれば、
診察はほんの1分もかからないぐらいで聴診器を2、3回あてただけ、
おまけに飼い主でも判断できそうな診断を口にしたあげく、
整腸剤を処方しただけなのに何千円もとられることだってあるでしょう。

獣医は慈善事業ではない

勘違いしてはいけないのは、
獣医さんや動物病院は動物に対する医療によって
報酬を得ているわけであり、ボランティアではない、ということです。

つまり、診療内容や診断が料金に見合っていないと飼い主が判断したのであれば、
その病院に通い続ける必要はありません。

ただし、医療が関係しているだけに素人である飼い主には、
その病院の診療や料金が適切なものなかを判断することは困難であり、
ここが動物病院選びの難しいところなのではないでしょうか。

良い動物病院を見つけることは飼い主の義務

だからこそ、本来はもっと飼い主はかかりつけの動物病院を慎重に選ぶべきなのですが、
どうも手近なところで済ませてしまうケースが多いように思われます。

動物病院にお世話になるのが、ワクチン接種の時だけであれば、
それでも特に問題は起こらないのかもしれません。

しかし、いざ大切な愛犬がケガをしたり病気になった時、
気づかずにヤブ医者に高い料金を無駄に払い続けていたなどということにならないよう、
飼い主の側も「良い獣医、良い動物病院」を見つける努力をするべきではないでしょうか。