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複数のお店で同じ子犬を見つけたら

この記事の目次

明らかに同じ犬なのに値段が違う?

インターネットで子犬を探していると、
複数のお店で同じ子犬が掲載されていることに気がつくことになるでしょう。

これは、子犬の出産情報をとりまとめている同じ団体から
ネットショップが子犬情報を定期的に購入している
ためです。

また、ブリーダーが提携している複数のショップに
子犬の個別情報と画像を一斉送信する
こともありますので、
そうなると掲載されている写真も複数のショップで全く同じになるでしょう。

ブリーダーとしては市場で安く買い叩かれるより、多少手間はかかっても
インターネットペットショップで売ってもらう方が利益が大きくなる
ので、
画像が複数店舗でかぶってしまうことはある意味仕方がないことなのです。

しかし、ブリーダー側が卸す価格は同じでも、
販売価格はショップによってそれぞれ違います。

そのため、自分が欲しいと思った子犬が
いくつかのショップで掲載されているのを見つけたら、
単にどこの店が一番安いかという表向きの価格にまどわされることなく、
どのショップで購入するかを検討した方がよいでしょう。

どちらのショップを選択するべきか?

例)ミニチュアダックス(メス)ブラック&タン・血統書JKC
A店
価格123,000円(消費税、ワクチン1回、最寄空港までの空輸代含む)
B店
価格108,000円(消費税、ワクチン、空輸費用は別途)

こう記載されていた場合、
どちらが安いのかは総額を計算してみなければわかりません。

仮に6種混合ワクチン費用8,000円、
空輸費10,000円で計算してみると、
B店は総額が134,640円となります。

その差は11,640円だから、
ではA店の方が一見すると高く見えるけれど総額で考えれば安いのだな!
…と考えて飛びつくのはまだ早計です。


例えば購入を決めるまでのメールでのやりとりが、
A店は質問を送ると1~2日後に返信がきたとします。

それに対しB店は質問を送ったその日のうちに
返信
されるのはもちろんのこと、

「何かありましたらいつでもお電話ください」
というスタンスをとっているとしたら、
このショップの信頼度には差額11,640円以上の価値があると考えてもよいでしょう。

なぜなら、犬を初めて飼うにしてもすでに経験があるにしても、
子犬を迎えた当初というのは何が起きるかわからず、
相談したくなることが次々に起こるもの
だからです。

知識や経験を持たないショップはこういった時の対応がずさんなのは間違いなく、
電話などで直接話すことを避ける傾向にあります。

要は何か下手なことを言ってショップの責任にされてはかなわないと、
最初から逃げ腰になっているわけですね。

当然のことながら、子犬に何か問題が見つかった場合の対応も期待できないでしょう。

単純に安いか高いかだけで購入するショップを決めてしまうと、
後で大きく後悔することになるかもしれません。

どのショップで購入するのかは、
数回のやりとりをしてから判断した方が賢明です。