ペットショップに犬連れで入ることの是非

ペットショップをぶらぶらしていると、
犬を連れて店内に入ってくる客がいる光景を見たことはありませんか?

もちろん、「ペット同伴での入店はご遠慮ください」と
書いてあれば入らないのでしょうが、
そうではないということはペットショップとしては許可、
もしくは容認しているということになります。

外部から犬が入ってくるということは、
場合によっては病気を店内に持ち込むことにつながりかねません。


その危険性がありながら、なぜペットショップは
飼い犬同伴での入店を許しているのでしょうか?

購入につなげたい思惑が衛生管理の概念を上回る

ボールで遊ぶ子犬

当たり前のことですが、ペットショップは販売によって利益をだし、
それによって店を運営しています。

つまり『販売につながる営業努力』をしなければいけないわけです。

現在人気犬種の多くは小型犬であり、
小型犬の飼い主は犬の洋服、用品、オモチャ、オヤツなどを
よく購入する傾向にあります。

そして犬連れでペットショップに入りたがる飼い主は、
その腕に抱っこしている犬に対して財布のヒモが緩くなりやすいのです。

つまり、同じようにただ店内をブラブラしにきた客の中でも、
犬を抱っこしている人は、いない人に比べて利益につながりやすいというわけです。

子犬を買った客はリピーターにしたい

骨の形をしたドッグフード

また、そのショップで子犬を購入した客が、
成長した姿を店員に見せにくることがあります。
これは、ショップにとって二重の旨みがあるリピーターとなる客です。

もちろん、店員だって人の子ですから、
かつて世話をした子犬が成長した姿を見るのは素直に嬉しいものです。

しかし何よりもありがたいのは、
遊びに来たついでに物品を購入したり、
トリミングの顧客となったり、
場合によっては2匹目を購入する可能性がでてくることなのです。

売ったらそれきりというより、
何かにつけ利益を落としてくれるリピーターほどありがたいものはありません。

ウィルスは目に見えないからこそ恐ろしいのに…

手に付着したウイルスのイメージ

ペットショップの店員という
衛生管理が必要な現場の最前線にいてさえ、
ウィルス感染の危険性がどこか他人事になってしまうことがあります。

それはひとえにウィルスが肉眼では見えないからで、
しばらくウィルス感染が原因による子犬の体調悪化が起きないと、
つい衛生管理への意識が緩んでしまうことがあります。

そんな状態で客を呼ぶために
アットホームで楽しいお店作りをすることに力を入れ過ぎた結果、
とんでもない感染症が蔓延していくことになるのでしょう。

日本では『ワクチンプログラムが完成していない子犬がいる場所に、
他所の犬をつれていくのは非常識』
という概念が欠けたまま
犬を飼っている人がたくさんいます。

それは、こうした犬を販売する側がより多く利益をあげるためには、
飼い主があまり利口になられては困るからなのかもしれません。