ブリーダーとドッグフードメーカーの関係

ペットショップで子犬を買う場合、
「チビちゃんはこのドッグフードを食べていましたよ」と言われて、
同じフードを同時に購入させられることはよくあることです。

これはある意味当然で、ペットショップとしては子犬だけでなく、
フードやその他の用品などを含めて、
自分の店で買ってもらうことが一番ありがたいわけです。

ドッグフードなどはその後のリピートも考えれば、
何度となく購入してもらえる商品ですから、
新たに子犬を飼う人に勧める気持ちはわかりますよね。

ところが、ブリーダーから直接購入したとしても
「ドッグフードは○○を食べていますので、近所のお店で購入してくださいね」
と言われることがあります。

自分のところに利益が入るわけでもないのに、
なぜブリーダーはある特定のフードをすすめるのでしょうか?

お腹が慣れているというのはあながちウソではない

一つには、子犬のお腹がそのフードに慣れているからという理由があります。

どのドッグフードに変更してもお腹の調子にまるで影響のない子がいる一方で、
フードを変更しただけでお腹が緩んでしまったり、
環境の変化と相まってフードそのものを食べなくなってしまう場合もあります。

そうなると、「子犬がエサを食べません!」と泣きつかれるのはブリーダーであり、
できるだけそういう面倒なことを避けるためにも、
お腹が慣れているものをとりあえずは勧めておきたい、と思うものなのです。

メーカーから格安で提供されている

もう一つの理由としては、
ドッグフードのメーカーからかなりの格安でドッグフードを仕入れている場合
ブリーダーは子犬の飼い主にそのメーカーのフードを勧めることになるでしょう。

ブリーダーをしているとなると、犬舎にいる頭数はかなりの数にのぼります。
親犬だけでも50頭近くいても珍しくはありません。
そこに子犬まで加わると、その数はかなりのものになるのです。

つまり、毎月かかるエサ代は相当な額になるわけですから、
メーカーが格安で提供してくれれば非常に助かるわけですね。

そして、その際の条件としては、子犬の飼い主には
必ずそのメーカーのフードを指定することになるのです。

ブリーダーズパックは格安だが…

メーカーがブリーダーに提供するフードは、
ほとんどの場合がブリーダーズパック呼ばれる、
20kg~30kgぐらいの大袋に入った状態で渡されます。

市販品と中味は同じでも、袋には
せいぜい銘柄の名前ぐらいしかプリントされていません。

そして値段は市販品が6.8kgで5000円近くするとしても、
ブリーダーズパックは20kgで5000円するかしないかぐらいの格安に設定されています。

じゃあうちもブリーダーズパックが欲しい!
と思うかもしれませんが、それはできません。

なぜなら毎月ブリーダーズパックを最低でも5袋以上、
というように、犬舎の規模によって取り決めがされているからです。

一般家庭ではとても消費できる量ではありませんから、
見かけても安易に欲しがってはいけません。