安いフードの方がいい便がでるんだけど?

犬の健康を考えたら、安いドッグフードより断然プレミアムフード!
――と思ってドッグフードをチェンジしたのに、
本当にプレミアムフードの方が体にいいのだろうか?
と疑問に感じている飼い主さんがいます。

理由を聞いてみると「プレミアムフードより、
以前の安いドッグフードを食べていた時の方が
ドーンと立派なウンチをしていたから」とのこと。

どうやらプレミアムフードを食べさせていると、
糞の量が少なくなるのでなんとなく不安になるようです。

糞の量が多いということは…

そもそも糞とは何でしょうか?
ざっくり言えば、動物が肛門から排出する食物のカスのことです。
つまり、消化されずに出ていくもののことですね。

この量が多いということは、それだけ消化されなかったものがあった
ということに他なりません。

同じ量のドッグフードを食べさせても、
プレミアムフードの方が消化されて体内に吸収される分が多かったので、
結果的に糞の量は減ったということになるのではないでしょうか。

となると、安い方のドッグフードには
原材料に消化しにくいものが多く含まれている
ことになります。

おそらくは、トウモロコシ等の安価な穀物が中心ではないでしょうか。

糞の量が多いと胃腸が疲労する

確かに糞の量が多いと、
なんとなく「立派なヤツがでた!」という感じがしますので、
視覚的に健康なイメージを抱いてしまうかもしれません。

しかし、体に必要な栄養素がきちんと吸収されていないことの結果だとしたら、
まったくもって本末転倒ではないでしょうか。

おまけに、穀物は肉食獣に近い雑食動物である犬の胃腸には
消化しにくいものであり、そのせいで弊害を生み出す恐れもあるのです。

例えば、腸が疲弊していると免疫力が低下してしまうため、
ウィスル感染した場合の抵抗力が落ちるだけでなく、
食物アレルギーなども引き起こしてしまうかもしれません。

糞の状態を見てドッグフードを判断しよう

とは言え、なんでもかんでも
プレミアムフードだからOKという単純な話しではありません。

穀物たっぷりの安価なドッグフードよりは、
プレミアムフードと呼ばれるものの方が
おおむね品質が良いことは間違いありませんが、
だからといってそれが必ず自分の愛犬の体質に合っているとは限らないのです。

同じようにプレミアムフードと呼ばれていても、
愛犬のお腹に合うものもあれば、合わないものもあるでしょう。

それを見極めるためには、飼い主の五感をフル稼働させる必要があります。
糞の量、臭い、硬さを確認するのはもちろんのこと、
体臭や毛の艶、涙の質など、すべてをトータルして判断したうえで、
犬の体質に合うドッグフードなのかを判断するようにしましょう。


違う銘柄を日替わりで食べさせていると、
何が犬の体質に合うのか、もしくは合わないのかがわかりにくくなります。

そのため、よほどお腹に影響が出ない限りは、
一つの種類を最低でも一ヶ月ぐらいは継続して食べさせたうえで
判断すること
をおすすめします。