屋外飼育をしている犬の蚊よけ対策

蚊が飛んでいるのを見つけると、自分が刺されるも御免ですが、愛犬が刺されるのはそれ以上にイヤですよね。
フィラリアを予防するためには、定期的に駆虫薬を飲ませることが大切ですが、なんといっても「蚊に刺されない」ことが一番です。

そこで蚊取り線香やら電子蚊取り器などをつけるわけですが……。
屋外飼育している犬の場合、蚊よけの対策はどうすればいいのでしょうか。

こまめに蚊取り線香を焚く

屋外飼育の場合、電子蚊取り器を設置するのはなかなか難しいものがあります。
となると、昔ながらの蚊取り線香の出番!
最近の蚊取り線香には有効成分に人工ピレスロイドを使ったものが多くなりましたが、安全性が気になる場合は天然の除虫菊から作られた蚊取り線香を選ぶとよいでしょう。

ただし、気をつけなければいけないのはその設置場所
犬が届く範囲に置いてしまうと、火傷や枯れ草などに火が燃え移る危険性があります。
そのため、ふた付の壁掛け式を使うなどして、犬が届かない場所で焚くようにしましょう。
また、蚊取り線香の煙が犬を直撃する場所は避け、犬小屋が置かれている場所の周囲を煙が流れるように設置できればベストです。

蚊よけ首輪をつける

蚊が飛ぶ季節には、蚊よけの首輪を巻いておくという方法もあります。
おおむね「ノミとり」と「蚊よけ」を効果としてうたっている商品が多いようです。
これらの首輪は完璧にノミと蚊をよけるわけではありませんが、しているのとしていないのでは、やはり違ってくるのではないでしょうか。

ただし、気をつけなければいけないのは犬の体への影響です。
薬剤が不着することで皮膚に炎症を起こすこともありますし、アレルギーの原因になる可能性も。
そのため、装着してなにか変化があった場合は、すぐに中止して動物病院で診察してもらうことが大切です。

蚊よけのハーブを利用する

犬小屋の周囲に植物を植えることができる場合は、蚊よけ効果のあるハーブなどを植えておく、という手もあります。
たとえばレモングラスを植えておけば、ある程度茂ってきたところで刈り取ってハーブ水にしてもいいかもしれません。
東南アジアに住む友人は、レモングラスをひたした水で犬の体をこまめにリンスして、虫よけをするのだそうです。

また、いっそのこと除虫菊(シロバナムシヨケギク)を植えてしまうのもいいかもしれません。
除虫菊は蚊取り線香の原料となる植物で、マーガレットのような可憐な白い花を咲かせるため、見た目も悪くありません。
また、刈り取ったあと環境的に可能であれば火をつけていぶすと、本当に蚊取り線香の役目を果たしてくれます。

ただし、レモングラスにしても除虫菊にしても、すべての虫がつかないわけではありません。
アブラムシやコナジラミなどがつくこともありますので、普通の草花と同じように、手入れが必要であることは忘れないでください。

大前提はフィラリアの予防をしていること

上記にあげた蚊除けの方法は、すべてフィラリアの予防薬をきちんと飲ませたうえでおこなうプラスアルファです。
蚊取り線香を焚いたからフィラリアの予防薬は飲ませなくていい、というわけではありません。
もしもチラっとでもそんなことを思った飼い主さんは、一度インターネットで検索してフィラリアに寄生された心臓の画像を見てみるといいでしょう。
あまりのおぞましさに、「絶対にフィラリアを予防しよう!」と決意がかたまるはずです。