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ポメラニアンの毛を短くカットするなら慎重に

この記事の目次

ポメラニアンをデザインカットすると別犬になる!?

ポメラニアンにカットを施すと、
驚くほど劇的に変化しますしバリエーションも豊富です。

トイプードルやミニチュアシュナウザーなども
カットのバリエーションは様々にありますが、どのスタイルにしたとしても
基本的に犬種が何なのかわからなくなるということはあまりありません。

しかし、ポメラニアンに限っては、
カットの仕方によってはポメラニアンであることが
まるでわからなくなるぐらい劇的に変化
します。

小さくて可愛い豆柴になったかと思えば、
極小のオスライオンのようなスタイルや、
ヌイグルミと見間違えそうな奇天烈なカットなど、
驚くほど見た目が変わります。

そして、愛くるしい目と鼻のせいで、
どのカットにしてもまるでヌイグルミのような可愛らしさがあり、
ここ数年人気が高いこともうなずけるでしょう。

一度短くカットしたらなかなか元に戻らない!

柴犬カットやライオンカット、まん丸カットなどいずれも可愛いですが、
共通するのはそのフォルムを作り出すために長い毛を短くカットすることです。

この短くカットした毛ですが、
すぐには元のフワフワには戻りません。

それどころか、一度短くした毛が再び長く伸びた時には、
以前のように美しいフワフワの毛ではなく、
汚い毛質に変化してしまうこともあるのです。

もちろん個体差がありますから元のような姿に戻る子もいますが、
かなり時間がかかることは間違いありません。

可愛いからと安易に柴犬カットをして、
飽きたからと元の姿に戻ってほしくてもそう簡単にはいかないのです。

短くカットする場合は、後々のことを考えたうえで決めないと
後悔することになるかもしれません。

ポメラニアンはへこたれない

可愛らしい外見に注目が集まりやすいポメラニアンですが、
実は性格がかなり魅力的です。

ポメラニアンというとキャンキャン騒がしいというイメージからなのか、
神経質で繊細な性格だと勘違いされることがあります。

実際のポメラニアンは神経質というよりは警戒心が強いと言った方が適切であり、
繊細どころかある意味野生的な性格をしています。

怒られても叱られても、その瞬間は反省したとしても
いつまでもウジウジ引きずったりはしません。

カラリとした性格は家庭犬として扱いやすく、
容姿の可愛らしさ以上にその性格は魅力的なのです。

へこたれない性格の犬というのは、
一緒に暮らしている人間に余計な心配をかけませんので、
この前向きな性格は家庭犬としてもっと評価されるべきではないでしょうか。

野生的なポメラニアン?

ポメラニアンは見るからにお人形さんのようで可愛らしいのに、
その性質にはかなり野生的なものが芽生えることがあります。

これが裏目に出ると騒いだり攻撃的になったりするわけですが、
良い方に作用した場合は小さな体で実にダイナミックな面を見せてくれるでしょう。

室内飼育が基本ではありますが、庭を自在に駆け回り、
ある意味野生化したように活き活きとしたポメラニアン
というのは
実に不思議な魅力を持っています。

見た目だけではなく性質をきちんと理解したうえで飼育することで、
ポメラニアンの持つポテンシャルを充分に引き出してあげたいものです。