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ボクサーはコワモテなのに子守ができるほど性格の良い犬

この記事の目次

ブルドッグのようなコワモテと、筋肉質の体から
怖いイメージをもたれやすいボクサーですが、
これほど見た目と中味にギャップのある犬種はいないかもしれません。

顔に対しては好みがありますから一概には言えませんが、
中味についてはもっと正しく理解されるべきではないでしょうか。

ボクサーの性格は?

個体差があるのはもちろんですが、大概のボクサーは
他の犬や動物と仲良くできる性格をしています。

人間の子どもに対しても優しいところがあるため、
見事な子守犬として活躍しているボクサーも少なくありません。

人間の気持ちに対して細やかなところがありながら、
決して神経質というわけではありませんので、
家庭の犬として実にふさわしい性格をしています。

見た目のいかつさとは裏腹に、
不審な物音に驚いて飼い主の後ろに隠れてしまった、などという
ガードドッグとしてはいまひとつなエピソードが笑い話にしてもらえるのは、
ひとえにボクサーの性格の良さによるものでしょう。

きれいな骨格を作るためには飼い主の管理が必要

ボクサーは豊富な運動量を必要とする犬ですが、
それはしっかりと体が出来上がった成犬以降の話です。

成長期の子犬の頃に過度な運動をさせてしまうと、
骨格に歪みが生じたりしてきれいな体になりません。


ボクサーの骨格は胸部や前足、後ろ足、背中の角度など
厳密にはかなり細かいものが要求されるのです。

ドッグショーに出すわけでなければ
そこまで角度にこだわり過ぎる必要はありませんが、
少なくとも後ろ足がO脚やX脚にならないよう、真っ直ぐに育てる必要はあるでしょう。

毛色は濃い部分が多いことが望ましい

ボクサーの毛色はフォーンブリンドルの2種類です。

白斑は1/3程度まではOKですが、
これを超えて白が勝ってしまうのはスタンダードにおいては歓迎されません

しかし、適度な白斑が入っている個体は美しく、
それを求めるために白を混ぜてブリーディングしていく結果、
ホワイトの多い個体が生まれてくるのです。

ホワイトとアルビノをごちゃまぜに考える人がいますが、
黒い色素をもっているのに白が多い個体と、黒の色素を持たないアルビノは別物です。

黒い色素をもつホワイトであっても安易な繁殖に使うことは避けるべきですが、
通常の毛色と同じように生活することはできるでしょう。

ただし、白色が多いと紫外線に弱いため
皮膚のトラブルが多くなることを覚悟しなければいけません。

アルビノの個体については、聴覚障害だけではなく
その他の様々な障害
が予想されますので、
家庭の犬として飼うことはおすすめできません。

一昔前は白の個体が生まれるとすぐに一律淘汰したものですが、
現代においては動物愛護などの観点から育てることも多くなり、
その結果アルビノの成犬を見かけることがあります。

その是非についてここで論じることは避けたいと思いますが、
アルビノの個体はよほどの覚悟がない限り、
家庭の犬として育てることはかなりの困難が伴う
ことになるでしょう。