知育遊びで犬の退屈を吹っ飛ばせ!

犬を退屈させるとろくなことになりません。
お留守番ばかりで暇を持て余した犬は、壁紙を破いたり電化製品のコードを噛んでみたりと、危険極まりない行為に走ることも。
それを「イタズラ」と呼び、しでかした犬を叱るのはあまりにも人間の勝手というものです。

留守番中に部屋を自由にさせていると部屋をイタズラされるから・・・。
そんな理由で長時間ケージに閉じ込めっぱなしの毎日を続けていると、退屈すぎて犬の脳内では神経細胞が死滅してしまうかもしれません。

留守番をさせるとき、雨天でお散歩ができないとき、飼い主がなかなか愛犬をかまってあげられないときは、知育遊びを取り入れて犬の退屈を吹き飛ばしましょう

退屈しすぎた犬の脳は衰えていく

退屈しすぎた犬の脳は縮んでしまう危険性あり――。
なんと英王立獣医大学の調査によって指摘された事実です。

人間が自分の意思で1日中何もせずにゴロゴロと寝て過ごすのと違い、犬にとって何もすることがない状況は、飼い主によって用意された環境に過ぎません。

本当は何かをしたいのに、何もすることがない。
この状況は犬にとっては苦痛でしかないのです。

1日中ゴロゴロ寝ていて幸せそうだな、などと思っていたら、実は無気力になっているだけで、その瞬間にも脳の神経細胞(ニューロン)が死滅しているのかもしれません。

犬の脳をいかにして活性化させるか

愛犬が賢いと飼い主は嬉しいものです。
しかし、退屈な時間ばかりを過ごして脳に刺激のない生活を送っていたら、賢い犬も賢くなくなってしまうことでしょう。

旅行に連れていったり、ドッグランでいろいろな犬と遊ばせて、愛犬の心と体に良質の刺激を与えてあげたい・・・。
とは思っていても、忙しい毎日の中では、なかなかそうもいかないことだってあるでしょう。

しかし、脳への刺激はそういう特別なレクリエーションを用意しなくても、与えてあげることは可能です。
それは、遊びの中に「知育的な要素」を盛り込むことです。
要するに、「考えながら遊ばせる」ことですね。

これは飼い主が一緒に遊ぶ場合はもちろんのこと、お留守番中の遊びに応用することもできます
知育トイ」を利用して、愛犬を退屈から解放してあげましょう。

知育トイを選ぶポイント

犬用の知育トイは、現在いろいろな種類のものが市販されています。
なにを選ぶかは犬の好みや性格、飼い主の好みや経済事情などもあるため、一概にどれがいいとは言えません。
しかし、どの知育トイを選ぶにしろ、おさえておきたいポイントがあります。

  • オモチャをすぐに壊してしまうタイプの犬には壊れにくいものを選ぶ。
  • 万が一の場合に飲み込めてしまうサイズのオモチャはNG、反対に犬の体格に対して大きすぎるオモチャも遊びにくいのでNG。
  • 材質は万が一飲み込んでしまっても体に害のないものを選ぶ。
  • 衛生上、遊び終わったら水洗いしやすいものがベスト。

特に、留守番中に遊ばせる知育トイは、安全性を第一に考えて選んでください。

知育トイの効果

知育トイを使って遊ばせると、脳に良い刺激を与えることができます。
これは結果的に認知症の予防にもつながるため、シニア期に突入した犬にも最適なオモチャといえるのではないでしょうか。

子犬や若犬の頃はよく考える犬に育てるために、そして成犬や老犬には認知症の予防のためと、犬の一生を通して知育トイは活躍してくれるはずです。

知育トイを使って遊ばせる際、大切なのは難易度を徐々に上げていくこと。

いきなり難しい知育トイで遊ばせてしまうと、犬は理解できないままあきてしまい、知育トイに興味を失ってしまいます。
また、成功体験がないままうやむやにしてしまうと、ストレスが溜まるばかりで逆効果になるかもしれません。

知育トイは難易度が簡単なものからスタートして、だんだん難しくしていくことが大切なポイントです。
難易度「易」から「難」へと知育トイでの遊びを楽しむうちに、いつの間にか忍耐力もつくものです。

知育トイによって養われた忍耐力は、必ずやシツケやトレーニングで効果を発揮してくれることでしょう。

手作りの簡単知育トイ

市販の知育トイもいいですが、手作りすることもできます。
これが意外なほど簡単!
ぜひ試してみてください。

ペットボトルを利用した知育トイ

用意するもの/転がりやすい筒状のペットボトル、カッター、ドライフード

  1. ペットボトルをきれいに洗い、中をしっかり乾燥させる。
  2. ボトルにドライフードが出てくる穴を3~4つほど開ける。
  3. ボトルの中にドライフードを入れて出来上がり!

ポイントは、ドライフードが出てくる穴の大きさです。
あまり大きいと簡単にフードが出てしまい、どうやったらフードが出てくるかを考えさせることができません。
反対に小さすぎて出にくいと、知育トイ初心者の犬はあきらめてしまいがち。
転がすと1粒か2粒ぐらいが出る程度の、ちょうど良い大きさの穴を試行錯誤してみましょう。

難易度を簡単にするにはあらかじめ20粒ほど入れておきます。
難しくしたい場合は仕込むフードの数を減らしましょう。

知育トイは置きっぱなしにしたら意味がない

せっかくの知育トイも、犬にわたしたままでは意味がありません。
一緒に遊ぶときは、しまってある場所から取り出して「今からこれで楽しく遊びますよ」という演出をしてあげてください。

留守番のときに遊ばせるなら、出かける前に知育トイをわたし、帰ってきたらさっさと片付けてしまいましょう。
知育トイの効力を最大限に発揮させるためには、メリハリが大事です。