犬の車酔いは克服できるか?

せっかく犬と暮らしているのだから、
どこへ行くにも一緒に連れていきたいと思いませんか?

週末は車で遠出をしたり、ときには泊りがけの旅行にも
連れていくことができたらきっと楽しいですよね。

ところがこの楽しさに水をさすものがあります。
それは、犬の車酔いです。

車に酔う犬、酔わない犬

自分の愛犬が車に酔うか酔わないかは、実際に乗せて走ってみないとわかりません。

おもしろいもので、子犬の頃から酔う犬は酔うし、
酔わない犬はまったく酔わないのです。

どうやらこれには犬種も関係なければ、性別も関係ないようです。
日本犬は西洋犬に比べて酔いやすい、などと
根拠のないことを言う人がいますが、そんなことはありません。

日本犬の繁殖者に聞いてまわったことがありますが、
展覧会などで各地を転戦する際にも、酔う犬もいれば酔わない犬もいるとのこと。
これは西洋犬種のブリーダーの意見とまるでかわりませんでした。

車酔いは克服できる

では、愛犬が車酔いをする体質だったら、あきらめるしかないのでしょうか。

実際に今まで車酔いをする犬を複数みてきましたが、
結論から言えば車酔いは克服できると思います。

もちろん程度には差がありますので、かなり長い時間がかかった子もいれば、
比較的早い段階で酔わなくなった子もいました。

いずれにしろ、愛犬の車酔いを克服するために飼い主ができること。
それは、走行中に出来るだけ犬に精神的ストレスをかけない状況を作り出すこと
これに尽きるのかもしれません。

どうやって克服させるか?

車酔いを克服する早道は、やはりなんといっても『慣れ』しかありません。

と言っても、気分が悪くなってもかまわずに犬を無理矢理車に乗せ続けろ!
という乱暴な意味ではないので誤解しないでください。

犬の車に慣れさせるために飼い主にできること
  1. 気持ち悪くなりにくい状況を作るためにも、車に乗る時点で犬の胃にはあまり食べ物が入っていない状態にしておきましょう。空腹すぎてもかえって吐きやすくなるのでNGです。
  2. 車に乗って行き着く先には必ず楽しいことが待っている状況を作ってあげましょう。獣医に行くときだけ車に乗せるなんてもってのほかです。
  3. 車の中では飼い主が率先して楽しい雰囲気を演出しましょう。犬は飼い主の精神状態に非常に敏感です。吐くのではないかとビクビクしていると、その気持ちが犬にとってストレスになることもあるのです。
  4. 適度に風を入れてやることで、空気がよどむのを防ぐと酔いにくくなるようです。
  5. 外を見ることで気が紛れる犬と、動く風景が原因でかえって酔いやすくなる犬がいます。自分の愛犬がどちらのタイプかを早々に見極め、見せない方がいいと判断したらケージを利用するなどして窓の外が見えない工夫をしましょう。
  6. 吐く兆候が現れたら早めに車を止めて休憩させることをおすすめします。
  7. いつ吐いてもいいように、あらかじめ掃除道具を用意しておくと、いざというときにあわてません。

車に乗せると犬が吐いてしまうのが嫌で乗せずにいると、
いつまでたっても犬は車に慣れないまま。

犬と一緒にどこへでも行きたい!という夢を叶えるためには、
飼い主が正しくケアをしてこそ可能になるのです。

どうしても克服できない場合は早めに獣医師に相談し、
車酔いがしにくくなる薬を処方してもらうこともできますから、
あまり思いつめすぎずにトライしてみるとよいでしょう。