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納豆菌が歯周病菌をやっつける!麹納豆で歯をきれいにしよう

この記事の目次

犬の歯磨き――。
大切だとわかってはいても、忙しさにかまけて歯磨きをさぼってしまうことってありますよね。
そして気づいた時には歯石がびっしり。
獣医さんで数万円かけて歯石取りをしてもらったというのに、気づいたらまた歯石がついてしまったのを発見したときなどは、本気で泣きたくなります。

獣医さんでの歯石とりは全身麻酔をかけるため、できれば二度目はお願いしたくない。
もちろん、費用の面でも厳しいのでなおのこと無理……。
そんな飼い主さんは、ダメもとで一度麹納豆を使って歯を磨いてみてください。
効果には個体差があるものの、うまくいけば歯石がぽろっと落ちるかもしれません。

なぜ麹納豆で歯石がとれるの?

納豆で歯石がとれるなんて、なんだか信じられないような話しですよね。
あのネバネバで歯を磨くなんて、逆に歯に悪いのでは?
……と不安になるかもしれませんが、これが本当に大丈夫なんです。

私たちが歯を磨く感覚からすると、なんとなく歯周病菌は殺菌するもの、というイメージを抱きがち。
現に、そういう方法で治療もされています。
しかし、そもそもの話しをすれば、口の中に歯周病菌がいなければいいわけですよね。
そこで、歯周病菌より強い「何か」によって歯周病菌を追い出してしまおう、というのが納豆を使った歯磨きのコンセプトです。
要するに、納豆菌の力を借りて歯周病菌をおさえこんでしまうわけですね。

実際に、納豆菌には歯周病菌の働きを抑制する効果があると農業雑誌にも発表がされています。
ちなみに米麹を混ぜるのは納豆菌の効果を高めるため。
米麹を混ぜることでヌルヌルを強化し、歯にしっかりとくっつかせることでより力を発揮させようというわけです。

麹納豆の作り方

用意するもの
  • ひきわり納豆1パック
  • 米麹(ぬるま湯で戻したものをスプーン1杯程度)
作り方
  1. ひきわり納豆をさらに刻んで細かくする。
  2. 戻した米麹をよく混ぜ合わせる。
  3. 常温で一晩置く。

これだけです。

乾燥米麹はぬるま湯で戻したらその日に使うのが基本。
そのため、あまり戻しすぎるともったいないので、使う分だけ戻すことをおすすめします。
米麹500gに対して50度程度のお湯200ccが基本と考えると、スプーン1杯程度の米麹ならお湯はせいぜい2cc程度といったところでしょうか。
そのあたりは加減を見ながらちょうどいいラインを探ってみてください。

麹納豆を使った歯の磨き方

歯磨きの時間に決まりはありませんが、できるだけ長く納豆菌を歯に付着させておきたいところ。
そこで、麹納豆を使った歯磨きのおすすめタイムは夜寝る前です。
小型犬ならティースプーンに半分から1杯程度の麹納豆を歯全体に塗りこんでいきます。
効果が続くようにできれば歯磨き後はお水を飲ませるのは避けたいところ。
そのため、麹納豆で歯を磨く前までに、飲水させておくとベストです。

麹納豆で歯を磨いたあと、犬の口が納豆臭くなりそうな気がしませんか?
これが不思議なことに、全然臭くならないんです。
もしも納豆臭くなったとしたら、それはおそらく口の周囲の毛についた納豆のにおい。
気になる場合はお口の周りをよく拭いてあげてください。

麹納豆を使ううえで注意すること

当然のことながら、愛犬に大豆アレルギーがある場合はNGです。
また、余ったからといってあまり一度にたくさんの量を歯磨きに使おうとはしないでください。
残った分は犬のご飯にトッピングするのもいいですが、あまり食べさせ過ぎるとお腹を壊す原因になることもあります。
それよりも、人間も普通に食べられるものですから、ぜひ飼い主さんが余った分は食べてしまいましょう。
お腹の調子が整うのでおすすめです。
なんだったら、飼い主さんも麹納豆で歯を磨いて歯周病ケア!という使い道でもいいかもしれませんね。