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スタンダード・プードルはよく水に飛び込む

この記事の目次

スタンダード・プードルといえば「トイプードルの大きくなったやつね」と
勘違いしている人もいるようですが、こちらが本家本元です。

このスタンダード・プードルを小さくしたものがミニチュア・プードルであり、
さらに小さくしたものがトイプードルなのです。

スタンダード・プードルのおもしろさ

同じ犬種でもサイズを小さくして分化している犬種にはいくつかありますが、
プードルはその一番の成功例といっても過言ではないでしょう。

小さくしても性格の良さ、賢さ、身体能力を
引き継ぐことのできたプードルではありますが、
なんと言っても本家はその出発点です。

訓練性能の良さ、身体能力の高さなど、当然のことながら
スタンダード・プードルは申し分がありません。

プードルは元々が水辺で猟師の打ち落とした鳥などを
回収してくることに使われていた犬
といわれていますが、
やはりスタンダード・プードルはこの気質を
サイズ別3種類の中では一番強く残しているかもしれません。

そのため、スタンダード・プードルは思いのほか
水に飛び込もうとする習性がありますから、
飼い主を驚かせてしまうこともあるようです。

高い費用をかけてきれいにトリミングした直後に泥水に飛び込まれたら、
はたから見ていればおもしろいだけですが、
飼い主にしてみれば確かにシャレにならないかもしれません。

スタンダードプードルを飼うなら避けられないこと

スタンダード・プードルは当然のことながら、
トイプードルと同じように定期的なトリミングが不可欠です。

しかし、トイプードルであれば
どこのトリミングサロンでも受け付けてくれるでしょうが、
スタンダードの場合は断られてしまうかもしれません。

それはひとえに、スタンダード・プードル1頭のトリミングを仕上げるには
かなりの時間がかかってしまうからです。

引き受けてくれるサロンであっても、
トイプードルと同じ値段というわけにはいきません。

時間にして4~5倍はかかりますから、
費用もそれだけかかることを覚悟した方がよいでしょう。

単純に計算すれば、トイプードルが6千円なら
スタンダードは3万円近くになるかもしれないのです。

それが嫌なら自分でカットするしかありませんが、
そうなるとスタンダード・プードルならではの美しさを発揮できるカットは
まず無理で、単純にバリカンでまるがりをするぐらいしか方法はないでしょう。

つまり、スタンダード・プードルを飼うのであれば費用を惜しみなくかけるか、
自分でトリミングの腕を磨いて時間をかけるしか方法はありません。

どちらもご免だという人は、ボサボサにしてプードルの良さを台無しにしてしまうより、
違う犬種を選んだ方がよいでしょう。