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預け先の家で嫌われないための準備をしておく

この記事の目次

一人暮らしで犬を飼っている人も、夫婦や家族で飼っていたとしても、
何らかの事情で家人全員が不在にしなければいけないことがあります。

もしもその際に愛犬を一緒に連れて行くことができないとしたら、
どこかに預けるしかありません。

ペットホテルなどはある意味手軽ではありますが、
気心の知れた実家や友人知人が預かってくれるとしたら、
飼い主としてはより安心
ではないでしょうか。

ましてや、犬も顔見知りで懐いている相手であれば、言うことはありません。

実家や知人宅などの、そういう預け先が確保できるとしたら、
飼い主は預け先でのトラブルを減らすためにも
普段から出来るだけ準備をしておくべき
です。

預け先でトイレを失敗させないために

普段、室内を自由に動き回っている犬が、
預け先でケージに入れっぱなしになっていると、
ストレスで鳴き続けるかもしれません。

そのため、預け先でもケージに閉じ込めておくのではなく、
部屋を自由に歩き回らせてもらえるとしたら、
とてもありがたいことでしょう。

その場合、問題はトイレがきちんとできるかどうかにかかってきます。
犬は、自分のテリトリーではない場所にいると、
自分のニオイをつけようとして
あちこちにオシッコをしてしまうことがあります。


これは犬にしてみたら気持ちを落ち着かせるための行動なのですが、
預かり先の家にしてみたら迷惑以外のなにものでもありません。

せっかく厚意で預かってくれる相手でも、
粗相が続けばうんざりしてしまうものですし、
そのイライラによって犬は精神的に緊張を強いられてしまう可能性があるのです。

ただでさえ飼い主と離れて不安になっているわけですから、
こういった事態は避けるに越したことはありません。

そのためには、出来るだけ普段使っているトイレを
預け先に持参すること
をおすすめします。

可能であれば、トイレが複数あるとそれだけ預け先でも
設置箇所を増やすことができますので、
基本的にトイレの失敗がない子であっても、
普段から二つ三つ用意しておくといざという時に便利です。

オモチャや寝床などは出来るだけ普段通りのものを

例えば、帰省のたびに犬を実家に連れ帰っていたとします。

すっかり両親に懐いていても、
一緒に飼い主がいるのといないのとでは、犬にとっては大違いです。

もちろん個体差もありますから、
まるで長年住んでいる家のようにくつろいで、
全くストレスを感じないツワモノもいますが、
自分の愛犬もそうだと安易に期待してはいけません。

平気そうに見えていてもストレスを感じていることはよくあることで、
突然体調を崩すことは珍しくないのです。

そのため、犬を預ける場合は例え一泊だけでも、
出来るだけ普段と同じ寝床やオモチャを持参した方がよいでしょう。
荷物が多くなって面倒だから…、などという飼い主側の都合だけで考えてはいけません。

また、実家が新しいオモチャをいっぱい買ってくれるから…、
などという発想もある意味飼い主側のエゴです。

もちろん、新しいオモチャでも寝床でも、
買ってもらえるものはありがたく頂戴しましょう。

しかし、それと馴染んだ愛犬の持ち物を持参することとは、
まったく別次元のお話しなのです。