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動物病院受診後にもらうオヤツへの反応いろいろ

この記事の目次

我が家で暮らす4匹の犬。
お世話になっている動物病院では、診察を終えて会計をする際に、犬用のオヤツがもらえます。
と言っても、さすが動物病院。
噛むだけで歯磨き効果がある特別療法食の大粒を、1匹に1粒ずついただけるのです。
これを4匹連れていったときは4粒、1匹だけのときは1粒、といった具合にいただけるわけですが……。
この歯磨きオヤツを前にした4匹の反応が、それは見事に違うんですよね。

たぶん、比較的ノーマルなミックス犬

4匹のうち、一番年長のミックス犬。(パグ×パピヨン)
この子はオヤツを前にすると、においをクンクンと嗅ぎはするものの、動物病院の待合室で食べようとはしません。
かと言ってオヤツがいらないわけではなく、車に乗せたとたんに食べたがります。
しかし、とても口の開きが小さな犬なので、下手に車の中で食べさせてしまうと、一口噛んだ瞬間に半分以上を落っことしてしまい、車内の掃除が面倒なことに。
というわけで、自宅に帰ってから美味しく食べてもらうようにしています。

それにしても、この子は4匹のうちで一番獣医さんに対して好意的な犬。
それでも動物病院独特の雰囲気の中にいると食べようとしないのですから、ある意味フレンドリーさと警戒心のバランスがとれている、といえるのではないでしょうか。

警戒心で完全武装のイタリアングレイハウンド

4匹のうち、上から2番目のイタリアングレイハウンド。
この子は動物病院の待合室でオヤツを差し出しても、絶対に食べようとはしません。
それどころか、においを嗅ごうともしないのです。
さらには、車に乗せたあとに差し出してみても、ほんの少しにおいを嗅ぎはするものの、やはり食べようとはしません。
ではこのタイプのオヤツが嫌いなのかといえば、全然そんなことはないんですよね。
なぜなら、自宅に帰ったとたんにペロリと食べてしまうからです。

イタリアングレイハウンドは動物病院の敷地内では、それはもう警戒心の塊みたいな犬。
かと言って待合室で騒ぐわけでもなければ、他のワンちゃんやネコちゃんに対して攻撃的になるわけでもありません。
しかし、けっして仲良くなろうという態度も見せず、まあ、言ってしまえば警戒心で完全武装をした、孤高の存在となってしまうのです。

大騒ぎしていてもオヤツ一つでコロリと態度の変わるシュナウザーその1

4匹のうち上から3番目、もしくは下から2番目のミニチュアシュナウザー。
この子は普段はジャイアンのように横暴な犬のくせに、動物病院の敷地に入ったとたん、ビクビクと怯えるとんだビビリ犬に変身します。
診察台の上に乗せられると、この世の終わりのような顔でひたすら気配を消し、獣医さんのことは決して見ないように顔をそむけてしまう始末。
4匹の中で一番お世話になっているというのに、とことんまで失礼な態度をとりまくる犬です。

診察室から出てきた後も普段の大暴れがウソのように、どんよりとした空気をまとってブルブルしているのですが……。
オヤツを見せたとたんに豹変して飛びついてきます。
そしてバクっと口に入れるなり、バキバキと噛み砕き、ゴクンと飲み込んだら即「2個目をくれ!」という態度で一転してハイテンションモードに。
時々オヤツをもらい忘れてしまうことがあるのですが、そんなときは「オヤツはどこ!?」と探しまくってしつこいったらありません。
車の中で「今日はないよ」と言っても、「ウソでしょう? 死ぬ思いをさせられたのに、オヤツの一つもくれないなんて、鬼なの!?」とでも言いたげな顔で愕然としています。

ちなみに、動物病院でこの子が死ぬような思いをさせられたことはありません。
完全なる被害妄想です。

オヤツをもらったとたんにダッシュで逃げ出そうとするシュナウザーその2

4匹の中で末っ子のミニチュアシュナウザー。
この子はもう1匹のシュナウザー同様に、獣医さんのことはかなりの苦手。
とは言え、怯えて動けなくなるほどではありません。
むしろ、隙あらば診察室から逃走しようと企むような、少々タチの悪い犬。

しかし食いしん坊のシュナウザーらしく、オヤツを食べないという選択肢はありません。
オヤツをもらうまでは大人しくしているのですが、待合室でオヤツをもらったとたん、ダッシュで車に戻ろうとするんですね。
もちろん、リードをつけているのでリードがビーンと張るだけなのですが、その姿が捕まったコソ泥のようで、微妙に恥ずかしい……。

しかし、口の中に入れたオヤツをその場で飲み込もうとはせず、車の中に入ってから、ようやく噛んで飲み込むというこだわりを見せる犬でもあります。
これまで、口の中に入れたオヤツをすぐに飲み込まない犬には会ったことがなかったので、最初はたんなる偶然かと思っていました。
しかし、この子は動物病院でオヤツをもらうと、毎回同じ行動にでるのです。

オヤツは絶対に食べるけれど、動物病院の建物の中では飲み込みたくない。
どうやら、そんなこだわりがあるようです。