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噛みつき防止の辛味水と苦味水を自作する

この記事の目次

愛犬がどんなに可愛かろうとも、トイレシーツを毎回ビリビリに破いてしまったり、
イスやテーブルのあしをかじられてしまう
のは何としてもやめさせたい悪い癖ですよね。

もちろん現行犯逮捕できるなら、その瞬間に雷を落とすことができるでしょう。

しかし、たいがいは飼い主が見ていないところや、留守番中、就寝中の出来事なのです。

市販の噛み付き防止スプレー

世の中には同じ悩みを持つ飼い主が多いのか、
ちゃんと噛み付き防止スプレーなるものが市販されています。

主流となっているのは苦味や辛味の成分を利用して、
噛んだりなめたりした時の刺激でやめさせるものと、
犬の嫌う香料を用いて遠ざけるタイプでしょうか。

どちらも100%すべての犬に効果があるわけではありません。
しかし、一定の効果は見込むことはできるのではないでしょうか。

ただし、1回や2回でイタズラをやめてくれればいいですが、
なかなかそうもいきません。

スプレーをしてあると近づかないくせに、
スプレーしていないとイタズラを繰り返すツワモノもいます。

こうなると、毎回噛み付き防止スプレーを噴霧したいところですが、
これがけっこうコストがかさみ、だんだんシャレでは済まなくなることもあるのです。

そんな場合は、自作で噛み付き防止スプレーを作ってみませんか?

効き目抜群の唐辛子水

まずは辛味成分を用いたスプレーの作り方です。

作り方はいたって簡単で、鍋に水と鷹の爪を入れて煮出すだけ。
水の量も鷹の爪の量も適当でかまいません。

数分間煮出したら、味見をしてみてください。
辛い!となるところまで辛味成分が抽出できたら、鷹の爪を捨ててしまい、
あとは辛味水が冷めるのを待ってからスプレーボトルに詰めるだけです。

注意しなければいけないのは、この辛味水を煮出している最中、
そのニオイを嗅ぐと人間はかなり咳き込むことになるでしょう。
嗅覚が良いはずの犬があまり反応しないことが不思議ではありますが…。

また、不用意に辛味水がついた手で顔や体を触ると
後からヒリヒリすることがあります
ので、注意してください。

たくさん作った場合、
ペットボトルに入れて冷蔵保存しておくとかなり日持ちはしますが、
手作り化粧品に使用する天然成分の防腐剤などを少量混ぜておくとより安心です。

苦味水ならゴーヤを使う

唐辛子の煮出しがあまりにもつらかったり、
辛味では可哀想だという場合は、ゴーヤを使って苦味水を作る方法もあります。

辛味水を作る方法とほぼ同じで、刻んだゴーヤを煮出すだけで簡単です。
苦味が目的ですから、ゴーヤの白いワタの部分も捨てずに煮てしまいましょう。

気をつけなければいけないのは、
ゴーヤを煮出すと成分だけでなく果肉も溶け出してしまうため、
スプレーボトルにつめた時に詰まりやすくなる
点です。

そのため、ゴーヤを使用する場合はボトルに詰める前に
ガーゼなどでこして使うとスプレーしやすくなります。


唐辛子の辛味水より腐りやすいため、保存には充分に注意してください。
防腐剤などを利用するか、少量ずつ作って使い、
使用後はスプレーボトルを冷蔵庫に入れておきましょう。