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雨の日の散歩に四苦八苦、シェパードから学んだこととは

この記事の目次

犬は散歩が大好きな生き物。
運動不足解消、ストレス解消はもちろんのこと、正しく社会化ができている犬として生きていくうえで、散歩は重要な役割を担っているのではないでしょうか。

とは言え、雨の日の散歩って大変なんですよね。
まあ、主に、飼い主が……。

雨の日の散歩でシェパードが泥まみれ

雨の日の散歩で何が大変かといえば、やはり一番は犬の体が汚れてしまうこと。
被毛が湿ってしまうのはもちろんのこと、足からお腹にかけて泥はねだらけ。
そんなに泥のある場所を歩いたっけ?と首を傾げたくなることもあります。

ところで、この泥汚れ。
どうしたらここまで汚れるの?と思わず聞きたくなるぐらい、見事に被毛の奥深くまで入り込んでいるんですよね。
もちろん雨の程度にもよりますが、それなりにシトシト降る雨の中を散歩させたあとなどは、濡れタオルで拭き取るぐらいではどうにもなりません。
必死になって全身を濡れタオルで拭きあげたはずなのに、しばらくすると床がザラザラしてきます。
要するに、乾いた泥が落ちているんですよね。

そんな訳で、バケツの水を何度も何度も取り換えて拭きあげたところで、無駄なのだと悟りました。
いっそ、雨の日の散歩のあとはお風呂に直行したほうが楽なくらいです。
そのほうが面倒なのでは?と思われがちですが、特にジャーマンシェパードの場合、ダブルコートの奥の奥まで泥汚れが入り込んでしまっています。
一見するとそれほど泥で汚れているようには見えなくても、シャワーで全身を濡らすと排水溝に流れていくお湯がなかなかの泥水なんですよね。
少しでも泥で汚れるのを防ごうと、成人男性用のTシャツを着せてお腹をカバーしたにもかかわらずです。
「お前、どういう歩き方をしたらここまで泥がはねるんだよ!」と思わず八つ当たりしたくなるほどの泥はねっぷりです。
まあ、我が家は地方在住ということもあり、散歩をするルートがアスファルトの道だけではないことも大きな原因ではありますが。

厄介なのは傘をさすと片手がふさがってしまうこと

というわけで、雨の日はかなり難儀だった今は亡きシェパードの散歩。
かなりの運動量が必要な犬種ということもあり、やはり雨でも散歩は欠かさないほうがいいだろう、というのが当時に強く感じたことでした。

たとえば排泄だけの問題であれば、庭でも事足りるんです。
庭のかたすみで用を足してくる程度なら、さすがに土砂降りの中だろうと、散歩に出たときほど泥まみれになることはありません。
しかし、シェパードという犬種の運動欲求と知的欲求を満たしてやるためには、やはり外に連れ出して体を動かしつつ、外界の刺激に触れさせてやる必要があったのです。

雨天の中で大型犬を散歩させることは、飼い主がなにかと大変なのは間違いありません。
ただもう、これは大型犬と暮らしている宿命と割り切るしかないんですよね。
その分、大型犬との暮らしには代えがたい楽しさがあるわけですから。

ところで雨天の中で大型犬を散歩させるにあたり、絶対的に気を付けるべきだと痛感したことがあります。
それは、傘をさすことによって片手がふさがってしまうことです。

たとえば傘をさした状態でいつものように排泄物を片づけようとした時。
たまたま犬が急にリードを引っぱるような動きをしたら、とっさに対応できない可能性がありますよね。
実際に、私は雨の中で傘をさしたままシェパードの排泄物を片付けようとして、思い切り転ばされたことがありました。

とりあえずリードは死守したのでシェパードが駆け出してしまったり、車の前に飛び出すような事態にはなりませんでしたが、もしもそんなことになっていたら。
そして、それが原因でシェパードが事故にあったり、あるいは人様に迷惑をかけていたら。
想像するだけで、ぞっとしてしまいます。

雨天の散歩は飼い主も雨合羽着用が一番安全

それ以降、シェパードを雨天時に散歩に連れ出すときは、傘をさすことはやめました。
代わりに雨合羽を着るようにしたのですが、これがなかなかに便利。
雨に濡れたシェパードがくっついてきても、洋服が汚れなくなったのは嬉しい誤算です。

ちなみに、シェパードにも雨合羽を着せたことがあります。
ところが雨合羽を着せているにもかかわらず、どういうわけかお腹の後ろ足寄りの部分と、太ももの内側には必ず泥はねがしているんですよね。
せっかく雨合羽を着せたのに、泥汚れを落とす手間はあまり変わらないなんて……。
というわけで、シェパードに関しては雨合羽を断念し、帰ってきたら足とお腹をシャワーで洗い流す、という方法に落ち着きました。
全身を濡らさないので乾かす時間が短縮できる分、多少手間が減るかな、という感じだったでしょうか。

そしてタオルドライをしたあとは、成人男性用のTシャツを着せ、さらには木綿のステテコをはかせていました。
ステテコといっても若者に人気のあるオシャレなタイプではありません。
昔ながらのおじいちゃんがはいていそうなステテコのほうです。
そしてTシャツとステテコがある程度水気を吸ってくれたら、乾いたタオルで拭きあげる。
この方法だと、ドライヤーをかける時間を短縮できるので便利でした。

こんなふうに、工夫次第で雨の日の散歩の手間は減らすことができるものなんです。