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ビションフリーゼの被毛は手をかけるためにある

この記事の目次

日本においてはトイプードルに比べるとかなり知名度が低く、
白いトイプードルと間違われてしまうこともあるビションフリーゼです。

ビションフリーゼは真っ白い巻き毛がモコモコと伸びますので、
他の犬種とは一味違うカットスタイルが楽しめる犬種です。

少し前に頭を大きな丸にカットしたビションフリーゼがCMに使われたことで、
以前に比べると少しは知られるようになったかもしれません。

気質はかなり家庭犬向き

トイプードルより体格が少し大きいことや、毛色が白一色のためか、
トイプードルのように流行することはありませんが、
ビションフリーゼは家庭の犬としてとても良い性質をもっています。

感受性は豊かですし、明るく懐っこい性格をした犬が多く、
家族や周囲の人々に愛されるための素養をたくさん持っています。

ただし、オスに比べるとメスは少々わがままなタイプが見受けられますが、
生意気なお嬢さんという感じで嫌味なものではありません。

毛の手入れを怠ってはいけない

ビションフリーゼはきちんと被毛の手入れをしてこその犬種です。

美しい姿を保つためには定期的なトリミングが欠かせませんから、
トリミングの費用がもったいないと考えるタイプの飼い主には向きません。

また、シャンプーなども安っぽい粗悪品を使っていたのでは、
真っ白でふんわりとした美しい毛を保つことはできないでしょう。

ホワイト専用シャンプーの中には漂白剤や過酸化水素などの脱色作用によって
白を際立たせようとするもの
がありますが、
これらを使用すれば毛は白くなっても艶がなくなりますし、
皮膚への悪影響も考えられます。

こういった危険なシャンプーを使わずに美しい純白の毛を保とうとすれば、
高品質なものを選ばなければいけませんし、
何よりとにかくこまめなトリミングが大切なのです。

そういったコストを踏まえたうえで、
ビションフリーゼは選ぶべき犬
だと言えるでしょう。

実は毛色は白だけではない

ジャパンケネルクラブ(JKC)の規定を見ても毛色は「純白である」とされているため、
ビションフリーゼの毛色が白だけだと思っている人は多いですが、
実はクリームやアプリコットといった真っ白ではないものもいます。

そのため、個体によってはその色が強くでてしまうことがあり、
純白だと思っていたら薄茶色っぽくなってしまったとがっかりしてしまう飼い主もいます。

しかし、ビションフリーゼと一緒に暮らしていたら、
この犬の良さが純白の毛色だけではなく、
その明るい気質や人間の感情に聡いところにあるのだと気づかされるでしょう。

毛の色が真っ白ではないからという理由だけで
ビションフリーゼを低評価してしまうような人は、
結局のところ、どの犬種を飼ったとしても
その犬の本来の良さを引き出してやることはできないのかもしれません。