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犬の食器がヌルヌルする!それ、細菌の塊かもしれません

この記事の目次

犬の食器をきちんと洗っているつもりでも、
気がつくとなんだかヌルヌルしていることはありませんか?

ドッグフードの油分が残っているのかな?などと思ったら大間違い。
実はそれ、細菌が身を守るために作り出した被膜かもしれません。

使うたびに洗っているのに…

犬の食器は使うたびに毎回洗っているから大丈夫……のはずが、
ふと気がつくとぬるつきが残っていることがあります。

この正体が細菌の作り出した膜――バイオフィルムだった場合、
そのフィルムに守られているのはまさしく細菌の塊。

これを放置してしまうと、食事のたびに愛犬は
細菌まで体内に取り入れてしまうことになる
でしょう。

おまけにぬるつきの部分に洗剤成分が蓄積していた場合、
細菌に加えて洗剤の成分まで摂取することになるのです。
これ、考えただけでもゾッとしませんか?

――安全安心を考えたドッグフードを選んでいます。
――素材にはこだわり、栄養バランスの整った手作り食を作っています。

ところが使っている食器に細菌がベッタリと残っていたら、
どんなに犬の健康を考えた食事を用意していたとしても、
本末転倒もいいところではないでしょうか。

バイオフィルムは漂白剤で落とせる

愛犬の食器を毎回きちんと食器用洗剤できれいに洗い、
ぬるつきが残っていないかを確認しましょう。


バイオフィルムは放っておけばおくほどどんどん強靭になりますから、
こまめに洗浄することが大切なのです。

もしも気になる場合は漂白剤を使えば殺菌できますから心配はいりません。
ぬるつきは気にならなくても数日おき、週に一度というようなサイクルで
定期的に消毒しておけば、より安心ですね!

たまにしか洗わない食器は細菌天国

うちはドライフードだから食器は毎回洗っていません――。
残念ながら、こういう飼い主さんがいることもまた事実。

ドッグフードは犬の嗜好性を高めるために油脂でコーティングされた製品が多く、
その油脂はしっかりと食器に付着します。


油脂は酸化しやすい性質をもち、酸化した油脂は栄養価が下がるだけでなく、
場合によっては毒性を示すことも。


さらには犬が食器をなめまわしますから唾液も付着することになります。
つまり、洗わない犬の食器は犬の体に害のあるものが
ベッタリと付着している
わけですね。

ドライだろうがウェットだろうが、食器を使ったら毎回必ず洗いましょう。

現在ではかなり少なくなりましたが、かつて屋外飼育が普通だった頃、
犬用の食器は屋外に置きっぱなし、という家庭がたくさんありました。

もう、言わずもがなですよね。
たとえ屋外飼育であっても、食器は使うたびに洗ってあげてください。