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バセンジーは独特の声で鳴き、独特の感情表現をする

この記事の目次

吠えない犬がほしいからバセンジーにしよう――!
そういう観点でバセンジーを選ぶと飼った後で驚くことになるでしょう。

なぜならバセンジーもちゃんと吠えるからです。
ただ、普通の犬とは声質が違うというか、
タイミングなどもずれている
ことは間違いありません。

ワンと鳴かないと説明している犬種説明なども見かけますが、
ワンと鳴くことはあります。

しかしその回数は少なく、
どちらかと言うと犬とは思えないような高い声をだしたり、
狼のような遠吠えをすることがあります。

犬ではないような犬

バセンジーは最も古い犬種の一つといわれ、
そういう犬はえてして人間の思い通りにはならないものです。

それは、自分で考えて行動することが
当たり前として生きてきた
血の成せる業なのでしょう。

甘えたかと思えば素っ気無い態度をとってみたり、
気に入らないことはやろうとしない……
つまり、まるで猫のような性格をした犬なのです。

ですから、何でも言うことを聞かないと
気が済まない飼い主にとっては酷く扱いにくい犬に感じるでしょうが、
一筋縄ではいかないこの性格を楽しめる飼い主にとってはあきさせない犬なのです。

感情表現に独特のものがある

犬といえば嬉しい時はパタパタとシッポを振るイメージがありますが、
バセンジーの場合はあまり大きくシッポが動きません。

そして警戒心が強いかと思いきや、興味のあるものは何でも
じっと見つめた後にすんなりと近寄ってしまうという、
なんとも不思議な感覚の持ち主でもあります。

そのため、懐っこいのか懐っこくないのかがわかりにくいところもありますが、
飼い主は一緒に暮らしていくとバセンジーの独特な感情表現
肌で理解していくことになるでしょう。

そういう意味でも、実におもしろい犬だと言えます。

かなりの遊び好きでパワフル

見た目からしておとなしそうには見えませんが、
その通りでバセンジーは活発で遊びが大好きな犬です。

しかも、バンセジーなりに勝手に何でも「遊び認定」してしまうところがあり、
それは時として飼い主が怒ったり困ったりする顔すらも楽しまれてしまいます。

そのため、基本的なシツケをする際には中途半端な態度をとると、
すべて遊びの一貫だと思われてしまいますから、
褒めることと叱ることの態度の差を明確にしなければいけません

また、バセンジーはものをよく見る犬種ですから、
遠くにあるものでも何かを見つけてロックオンすると、
あっという間にそこに向かって走っていくことがあります。

油断してノーリードにすると大変なことになりますから、
飼い主はいついかなるときも安全に留意しなければいけません。