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魚を食材に加えるとき、下処理はどうしていますか?

この記事の目次

愛犬のために手作りゴハンを作っていると、
「今日は魚にしてみようかな」と思うことがありますよね。

ところがいざ食材に加えようとすると、
肉類に比べてどういう下処理をするべきか迷うことがあります。

現代人の食生活は肉に比べて魚が食卓にのぼる機会が減り続けていますから、
下ごしらえの段階で迷ってしまうのも無理からぬことなのかもしれません。

気をつける部分は同じ

犬に食べさせるんだから、深く考えずに頭からシッポまで、
まるごとブチ込じゃえばいいんだよ!

などと昭和のオジサンなどは言い放ちそうですが、
さすがにそれはやめておきましょう。

もしもまるごと1匹を食材に加えるとしても、
やはり内臓や頭は取り除いたほうがよさそうです。
なぜなら、有害な物質は内臓や神経系にたまりやすいからです。

せっかく健康を考えて愛犬に魚を食べさせるのですから、
そのぐらいの手間はかけたいところ。

人間だって煮干やメザシでもないかぎり、頭をまるごと食べたりはしませんよね。
つまり、下処理は基本的に人間用の食事と変わらないのです。

骨の処理

魚を食べるときに何が面倒かといえば、やはり骨の存在ではないでしょうか。
犬の食事に魚を加える場合にも、やはり骨を無視するわけにはいきません。

「犬なんだから、骨ぐらいバリバリ食べちゃうでしょう?」
……まあ、それはその通りなんですが、
犬がほぼまるのみでゴハンを食べることを考えると、
やはり取り除いた方が安全なのは間違いないでしょう。

たとえば、中型犬や大型犬に食べさせるなら、
いわしの小骨程度を1本1本ピンセットで取り除く必要なんてありません。
(人間だってある程度は噛んで食べてしまいますよね)

しかし、小型犬の場合は
この小骨が思いがけずノドに引っかかったりする
ので要注意です。

では、小型犬に食べさせる場合は
ピンセットで1本1本ていねいに処理しなければいけないのでしょうか?

結論からいえば、私はそんな面倒なことはしません。
フードプロセッサーにかけてまるごとすりつぶしています。
いわゆるツミレ状にしてしまえば、骨が引っかかる心配がなくなるばかりか、
カルシウム補給として役立てることさえできる
のですから、これぞまさに一石二鳥。

もちろん、大型犬や中型犬にもおすすめの下処理方法です。

魚もいろいろな種類を選択しよう

DHAやEPAを摂取させたいから、青魚しか犬に食べさせない、
という飼い主さんがいました。

確かに青魚の栄養は見逃せませんが、
そのほかの種類の魚だってそれぞれに豊富な栄養が含まれています。
鮭のアスタキサンチンマグロのミネラル分なども見逃せません。

肉類にもいえることですが、どれか一つの種類にこだわるのではなく、
いろいろな種類をまんべんなく食べさせる
ことで、
愛犬の健康作りに役立てたいところです。