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「いってらっしゃい」と「お帰りなさい」の場面

この記事の目次

出かける時はあっさりお見送り

我が家には4匹の犬がいて、基本的に室内で自由気ままに暮らしています。

外出で車に乗せる時はケージに入れますが、
それ以外は犬達だけで留守番をする時にも、リビングとダイニングを根城にしています。

そんな犬達ですから、どこかへ出かける時には
リビングの扉の前まではついてきてしまうのですが、
特に「行ってきます」の声もかけないことにしているので、
「行かないで」と追いすがってくることはありません。

日によって1匹もついてこない時もあり、「よしよし」と思う反面、
「何だよ、みんなあっさりしてるな」と実はちょっと寂しいことも。

まあ、留守番がつらくてキャンキャン鳴かせないために、
この点は全匹子犬の頃から徹底していたこと
ですからこれでいいのですが、
人間とはまったくもって勝手なことを考える生き物のようです。

ところで、たまに忘れ物をしてすぐに家に戻ってみると、
出かけてから5分も経っていないというのに、全匹すでに爆睡中ということは珍しくありません。

なぜならみんな鼻をカサカサにした状態で出迎えてくれるからです。
しかも寒い季節などは寝床がほどよく温まっているのか、
寝床から顔を上げるだけで「どうしたの?忘れ物?」
という顔で様子を見ようとする手抜き犬が続出する始末。

まあ、騒がれるよりはマシですから、それでいいんです。
いいんですけど、なんだかちょっと複雑……。

出迎えは熱烈

そんな犬達ですが、外出から帰ってきた時の出迎えは熱烈で、
ドドドドドー!と駆け寄ってきます。

「そうかそうか、寂しかったのかぁ」などとちょっと喜びを感じてしまいますが、
冷静に観察してみると微妙な温度差があることがわかります。

4匹のうち、1匹は明らかに飼い主が帰ってきたことが嬉しい
という感じがするのですが、あとの3匹は何かが違うような……。

3匹のうち2匹は「腹減ったから、早いとこ晩飯にしてくれ!」
という要望が透けて見えるのです。

それが証拠に、この2匹は持ち帰った物のチェックがしたくて仕方ないらしく、
飼い主よりも荷物の確認に大忙しになります。

そしてもう1匹は、「他のメンバーが大喜びしてるから合わせなくちゃ!」という、
なんというか野次馬的なノリで騒いでいる体があるのです。
なんなんでしょうか、この温度差は。

着替えるために別室に行く私についてくる1匹、リビングに置いた荷物の検査に忙しい2匹、
そしてその様子を遠巻きにして変なノリで大喜びしている1匹。

外出から帰ってきた時の我が家の犬達は、おおむねこんな感じです。