あなたが生きている間に犬を看取ることができますか?

定年退職を迎えた後のシニア家庭で犬を飼うケースが増えています。

このシニア家庭というのは、意外なほど上手に犬を育てるようです。

基本的に犬と触れ合える時間が多いこともありますが、
子育てなどの経験が活かされているのかもしれません。

犬種を選び間違うと大変なことになりますが、
きちんと自分たちの生活のリズムなどを考慮したうえで犬を迎えた場合、
理想的な関係を築くことは難しくないでしょう。

シニア家庭で犬を飼うことのメリット

シニア層の飼い主にとっては、
犬と暮らすことでマンネリ化した夫婦の間に
会話がたくさん生まれるようになった、という話はよく聞きますし、
犬を連れて二人で出かけることが多くなったという明るい話題もあります。

犬にとっても、小さな子どもがいない家庭というのは
落ち着いて生活することができるため、
精神的なストレスをあまり感じないで済む
のでしょう。

人間の子どもは犬にとって良い遊び相手ではありますが、
往々にして避けたい相手でもあるのです。

もちろん、リタイアしている飼い主ですから、
朝から晩まで一緒にいられること
最大のメリットであることは言うまでもありません。

しかし、いいことづくめのようなシニア家庭ですが、
もちろんそれだけのはずはないのです。

シニア家庭で犬を飼うことのデメリット

最大の問題は、犬が天寿を全うするまで
飼い主の方が元気でいられるか
、ということです。

男女ともに長寿化している現代において、
飼い主が亡くなるのは今から二十年先かもしれません。

それなら犬の寿命を考えた場合、充分だと思われるかもしれませんが、
肝心なのは犬が生きている間自分も生きていられるかではなく、
動いて世話ができるのか?ということ
です。

今がどんなに元気であっても、
シニア期に入ればいつどんな不調に見舞われるかはわからないもの。

仮に夫婦のうち片方が元気でいても、
相手の介護や世話で犬のことまで手がまわらなくなるかもしれません。

シニア層が犬を飼うのなら…

若い年齢だっていつ何があるかわからないことは同じですが、
やはり老化による体の変化を考えた場合、
シニア層は犬を育て続けられなくなるかもしれない、
という可能性は考えておくべき
です。

いざという時にはお子さんなど、
周囲の人に犬を引き取ってもらうことができるかは
普段から確認しておくべきでしょう。

また、お金を払うことによって
犬を生涯預かってもらうタイプの施設もあります。

どうしても引き取り手が探せないのであれば、
そういった施設に預けることも考えておかなければいけません。

一番良いのは、もちろんシニアの飼い主が
その犬の最期をしっかりと看取ることです。

犬にとっても最高に幸せな生涯を送れるでしょうし、
飼い主にとっても可愛い愛犬の行く末を
見届けることができるため、心残りになりません。

シニア世代が犬を飼う場合は、そういった先々のことを
考える必要があることを忘れてはいけない
のです。