犬と幸せに暮らすためには

子犬を飼う――。
そう決めたら、子犬が家にやってくるまでの経路は二つに分かれます。

一つはどこかでもらい受けるケースです。
近所で生まれた仔犬かもしれませんし、
保健所などの里親探しや譲渡会がきっかけということもあるでしょう。

そしてもう一つはどこかで購入するケースです。
金銭の支払いが発生しようがしまいが、犬を飼ったら命ある存在として、
終生大切にしなければいけないことになんら変わりはありません。

しかし安易に購入した犬は安易に捨てられる――。
悲しいけれど、そういう現実があるものもまた事実です。
純血種であろうが雑種であろうが、
犬は人間社会の中で人間の決めたルールに従ってしか生きることはできません。

簡単な気持ちで仔犬を買って簡単に放棄する、
などという悲劇を起こさないためにも、
子犬の選び方についてもっと慎重に考えるべきではないでしょうか。

本当にその子犬でいいのか?

手におさまるほどの小さな子犬

子犬を飼おうと決めたら、
まずはペットショップに行く人が多いのではないでしょうか。

飼うつもりはなかったけれど、
ペットショップをブラブラしているうちについ衝動買いしてしまった、
というケースもよくあります。
仔犬は可愛さのかたまりですから、一目惚れをしても不思議はありません。

しかし、本当にその子があなたにとってベストな選択だったのでしょうか?
世の中にはたくさんの子犬が産まれているし、
公認・非公認を合わせれば700種類以上もの犬種があるというのに、
一時の衝動だけで選んでしまっていいものなのでしょうか?

もちろん、その瞬間は「この出会いは運命だ!」と感じるのでしょう。
しかし、飼育放棄される犬の数を考えれば、
その衝動買いが犬を不幸にしているのかもしれません。

自分の目は確かだと言えるのか?

無垢な瞳の犬

一昔前と違い、今はインターネットを活用することで
日本全国(場合によっては世界まで)の子犬を手に入れることができるようになりました。

また、独自でネットを利用しているブリーダーも増えたため、
珍しい犬種を探すこともそう難しいことではありません。

つまり犬を購入する選択肢として、自分の目で見て選ぶだけではなく、
実物を見ないで購入するという方法が新たに加わったのです。

自分の目で見ないで決めて買うなんて、どんな子が来るかわかったものではない、
とマイナスのイメージだけで考える人もいるでしょう。

しかし、実物を見ている自分自身の目は本当に確かなものと言えるのでしょうか?
ただ単に目の前の可愛い存在にほだされているだけではありませんか?

いずれの購入方法を選ぶにしても、
大事なことは「犬を飼ったことで人も犬も幸せになる」ことです。

そのためにも、「実物を自分の目で見て購入する」
「インターネット等を利用して情報のみで購入する」
―― その両方について考えてみたいと思います。