人間用の薬を誤飲すると犬は二重の危険にさらされる
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かつては屋外飼育が主流だった犬達も、
いまや室内で飼い主家族と一緒に暮らすことが普通の時代になりました。
それは小型犬に限らず超大型犬も含めての話しですから、
もはや犬の体格は関係ありません。
生活の中にごく当たり前のように犬がいる生活は、
一度経験してしまうとおそらくもう二度と屋外飼育はできなくなるでしょう。
それほど、犬がいる生活は楽しいものです。
しかし、犬が私たち人間の生活の場に存在するようになり、
昔では考えられなかった事故が起きるようになりました。
人間用の薬を誤飲する
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人間が生活する空間は物であふれていて、
時に思わぬものを犬が飲み込んでしまうことがあります。
タマネギなどは犬が口にすると危険だから…、ときちんとしまっていても、
飲み薬などは安易にテーブルの上に置いていませんか?
飼い主にとっては薬であっても、
犬から見ればそれは「飼い主が口に入れているもの」に見えています。
そして、犬達は見ていないようでいて実によく見ている生き物なのです。
薬の誤飲は二重の意味で危険
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人間用の薬を犬が誤飲することには二重に危険が伴います。
一つは、もちろん薬の成分が犬の体にかける負担です。
薬の種類によって体に及ぼす影響はいろいろですが、
そもそも人間用の薬は人間の体格を基準として
効果が表れる量が含まれているわけです。
それを体格の小さな犬が飲んでしまうということは、
人間の体格に換算すればとてつもない量を摂取していることになります。
しかも、人間用として1日2回1錠ずつ、と処方されている薬を
もしも犬がまとめて10錠飲み込んでしまったとしたら、
それはどれだけ恐ろしいことでしょうか。
また、もう一つの危険は薬を誤飲する際に
パッケージまで一緒に飲み込んでしまうことです。
アルミのパッケージが食道や胃を傷つけてしまう可能性がありますから、
二重の意味で薬の誤飲は危険をはらんでいるのです。
薬の保管は犬が絶対に手を出せないところへ
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毎食後薬を飲まなければいけないから、いちいちしまうのは面倒……。
その感覚が誤飲事故を招いてしまうのです。
飲み込んでしまった薬の種類によっては、
たとえ死ぬようなことがなかったとしても肝臓に負担をかけたり、
薬の成分が完全に体から抜けるまでに日数がかかるなど、
犬の体に影響を及ぼすことは間違いありません。
どうしても机の上にだしておきたいのであれば、
ふたつきの缶にしまうなどして、
絶対に犬が手出しをできない状態で保管するようにしましょう。
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