日本犬をネットで探すために知っておきたいこと
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人気の小型犬から大型犬、超大型犬まで
インターネットを利用すれば手に入れることができる世の中になりました。
しかし、日本犬の優良な子犬を手に入れたいのであれば、
西洋犬種の場合とは少々見方を変えた方がよいかもしれません。
日本犬は画像で判断しにくい
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日本犬には柴犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬、秋田犬、北海道犬などがありますが、
そのいずれも繁殖者の多くが展覧会に出陳することを目的とした犬舎です。
基本的には展覧会で好成績を収める犬を作出することを目的として繁殖を行うわけですが、
すべての子犬が展覧会に向いているとは限りません。
むしろ、展覧会に求められる気質を持った子の方が少ないため、
そこから外れた子犬は家庭犬になるわけです。
例外的に柴犬だけはブリーディング目的の繁殖がされていますが、
その他の日本犬は、ほぼ展覧会の犬舎頼みというのが現状でしょう。
ところがこの日本犬の繁殖者達は、現在かなり高齢化が進んでいます。
そのためどうしてもインターネットという反応が早くて当たり前という世界では、
なかなか思うように対応をしてもらうことができません。
例えば、子犬の画像や動画の撮影を求めても難しい場合が多いのです。
西洋犬種のブリーダーは高性能のデジカメなどを駆使して
実に子犬を可愛らしく撮影しますが、
日本犬の場合はそれが期待できないのです。
デジカメどころか携帯のカメラすら
あまり使ったことがないお年寄りの繁殖者も多く、
子犬の写真撮影を頼んだところ何日もかかったあげく、
フィルム式のカメラで撮影した写真がピンボケで使い物にならなかった、
ということも珍しくありません。
つまり、日本犬の子犬の場合、
画像で判断しようとしても今ひとつ可愛く見えないのです。
手に入りにくい日本犬をネットで探す場合は、
そのことを念頭に置いて判断した方がよいでしょう。
展覧会用から外れた子犬は質が悪い?
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日本犬の場合、展覧会用として繁殖された中で、
展覧会には向いていないと判断された子が家庭犬となるのですが、
そのため質が悪いのだと誤解されがちです。
展覧会に出陳して良い成績を期待される犬というのは、
気質的な強さが求められることから、
おっとりしていたり、優しい性格の犬はあまり向いていません。
しかし、こういった気質はまさに家庭犬に向いているものですから、
日本犬の展覧会に出陳する繁殖者の「優良」と考える気質と、
家庭犬として「優良」と考える気質では実はだいぶ差があるわけです。
そのため、インターネットを通じて日本犬を家庭犬として求める場合は、
「穏やかな性格がいい」とか「一番大人しい子が欲しい」などの要望は
きちんと伝えた方がよいでしょう。
それをせずに「生まれた中で一番良い子を!」と頼んでしまうと、
場合によっては展覧会において一番良さそうな
気性の強い子が選ばれてしまうかもしれません。
もちろん、本当に展覧会で勝てるような子犬が欲しい場合には、
それはそれとしてきちんと伝えた方がよいでしょう。
日本犬の作出者達は、自分の犬舎で生まれた子が展覧会に出陳されることを喜びますので、
いずれにしても「こういう犬が理想である」という内容はしっかり伝えることが大切です。
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