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いつからこうなった?我が家の夕飯時は犬の排泄時

この記事の目次

犬は習慣性の強い生き物です。
散歩の時間やご飯の時間を決めてはいけないと言われるのは、それが習慣になってしまった場合、その時間になると催促するようになるからですね。
そしてその催促に応じ続けていると、主従の上下関係を危うくする原因になりかねません。

ドッグライフを楽しく平和なものにするためには、飼い主が頂点に立つ主従関係は絶対的に必要。
なぜなら、犬の要求通りに何でもしてしまう飼い主は、召使いと変わらないからです。

ところが、飼い主への要求とはまったく関係のないところで、犬が何かの行動を習慣化していることもあります。

飼い主の食事時が排泄の時間!?

我が家の間取には、リビングダイニングがあります。
そのため、人間が食事をする食卓は、リビングの延長線上にあるんですね。
そして、リビングの端には4匹の犬が共同で使っている、スーパーワイドサイズのトイレが設置してあります。

いつの頃からか、私たちが食事を始めると、まずはミニチュアシュナウザーのうちの1匹が排泄をするようになりました。
それも、大のほうです。
食事をしている最中にウンチを片付けることになるわけですが、多頭飼育を長く続けていると、正直、別になんとも思いません。
食事の最中に犬のウンチを見たからといって、食欲が落ちることもなければ、不快な思いをすることもないんです。
まあ、いわゆる慣れというやつでしょうか。

そしてある時ふと気がつくと、いつの間にか我々が食事をしている最中に、排泄をするのがそのシュナウザーだけではなくなっていたんですね。
排泄をしたら即片付けるのが習慣になっているせいか、あまり深く考えてこなかったのですが、いつの間にか4匹全員が飼い主の食事中にウンチをするようになっていたのです。

たまたま偶然そういう日があった、という程度ではありません。
いまでは毎日夕食の時間になると、4匹分のウンチを片付けているのです。

褒めたわけでもないのに、なぜ?

たとえば、ウンチをするたびに褒めていたとしたら、そういうことはありえるのかもしれません。
しかし、トイレトレニーングをしているわけでもない現在、我が家では犬がトイレに排泄をしたからといって、別段褒めることはないんですね。
ごく当たり前のこととして、粛々と片付けるだけです。

それなのに、いつしか4匹すべてが私たちの食事中にウンチをするようになってしまいました。
しかも、毎回同じ順番で排泄が始まるという念の入れよう。
まずは2匹いるシュナウザーのうちの年長のほう。
次いでパグとパピヨンのミックス犬、三番手がイタリアングレイハウンド、そしてトリはミシュナウザーの若いほう、と続いていくのです。
なんなの?くじ引きでもして順番を決めたの?と聞きたくなるぐらいに、毎回この順番。

そしてすっかり習慣化してしまったこの食事時排泄タイムは、いまも毎晩続いています。

犬たちの食事の前にも謎の習慣あり

我が家の犬たちは、朝と夜の1日2食です。
そして食事の前は、寝床の中で待たなければなりません。
それぞれの食器にドッグフードを盛り、スタンバイOKになるまで、犬たちはじっと寝床の中でいまかいまかとその時を待つわけですが……。
そんな4匹の犬たちは、待っているときの行動に、それぞれの習慣が定着しています。

一番年長のミックス犬は、寝床の真ん中にお座りして、聞こえるか聞こえないくらいの小さな声で呼ばれるまでずっと「キュウーキュウー」と鳴いています。
そして上から2番目のイタリアングレイハウンドは、寝床の中でほんの少し腰を浮かせた半座わりの状態で待っています。
私がジロリと視線を送ると、さっと座るのに、視線を外すとほんの少し腰を浮かせる。
これが延々と続きます。
そして3番目のミニチュアシュナウザーは、寝床の中でなぜか仰向けに寝転がって呼ばれるのを待ちます。
別に「伏せ」だとか「ごろん」のコマンドを出したわけでもないのに、いつしか仰向けで寝転がって待つのが習慣になってしまいました。
そして末っ子のシュナウザーは、寝床の中に敷いてある毛布をひたすら噛み噛みしています。
いや、噛むというより、むしろ吸っている?
なんというか、しゃぶっているような、吸い付いているような、なんとも奇妙な噛み方をしながら呼ばれるのを待つんですね。

そして、食事の用意ができて「おいで!」の掛け声をかけると、それまでの行動がウソのように、みんな自分の食器のところにすっ飛んでくるのです。