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涙やけ対策はできることからコツコツと

この記事の目次

涙やけ――本当に厄介ですよね。
せっかくきれいな白毛なのに、
目の周囲が赤茶けているとなんだか不健康に見えてしまいます。

もちろん白毛以外の毛色にも涙やけはありますが、
白や薄い毛色の犬はかなり目立ってしまいますよね。

スカっと治せたら一番なのですが、なかなかそう上手くはいきません。

しかし、放っておいても自然によくなることは期待できないのもまた事実。
だったら、とにかくまずはできることから、涙やけ対策をはじめてみませんか?

まずは物理的に拭き取る

即できることといえば、拭き取ること。
何を当たり前……と思うかもしれませんが、飼い主は毎日愛犬を見ているせいか、
これが案外涙やけの顔に慣れてしまうものなんですね。

しかし、涙やけは放置すればするほど赤茶色が濃くなってしまいます。
地道な方法ではありますが、毎日拭き取ってあげることはやはり大切なのです。

とはいえ、ただゴシゴシ拭けばいいというものではありません。
眼球や目もとはとてもデリケートな部位ですから、
優しく丁寧に拭き取ることは基本中の基本です。

また、乾いた布は傷をつけやすいため、
清潔な布を湿らせて拭き取るようにしてください。


目ヤニには雑菌が繁殖しやすいので、
除菌効果のある目もと専用のクリーナーを使うのもよい方法です。

ただし、その成分には気をつけたいところ。
防腐剤が使われているものや、アルコールが含まれるものは避けましょう。

ドッグフードを見直してみる

食べているものによって涙の成分は変わります。
涙やけがひどい犬は、もしかしたらドッグフードがお腹に合っていないのかもしれません。

たとえ糞の状態に問題がなかったとしても、フードを変更して様子をみてみましょう。
ドライフード、ウェットフード、手作り食など、
形状によって涙の質に変化が起きるかもしれません。

特にアレルギーのない犬でも、低アレルゲンのドッグフードを食べるようになると、
涙やけが改善することがあります。


あまりラインナップにこだわりすぎずに試してみるとよいでしょう。
ただし、日替わりにしてしまうとどの食材が合っていて、
どれが体質にあっていないのかがわかりにくくなります。

少なくとも14日以上は継続して合うか合わないかを確認したいところですが、
明らかに合わない場合は無理に続ける必要はありません。

サプリメントを利用する

目の健康を考えたサプリメントを試してみるのも良い方法です。
目の機能が低下したせいで涙が増えている場合もありますから、
機能が回復すれば必要以上に出ている涙の量が減らせるかもしれません。

犬は視力にあまり頼らない生き物ではありますが、
目の機能が低下してよいことは一つもないのです。

ある程度の年齢を重ねてきたら、あまり涙やけは気にならない犬であっても、
目のためのサプリメントは積極的に取り入れてみてもいいかもしれません。

とはいえ、サプリメントにも体質に合う・合わないはあります。
合わないと判断したら、もったいながらずに中止してください。